日当たりがあまりよくないためになかなか借り手がつかなかった賃貸マンションの一室を改装したプロジェクト。
少ない光をできるだけ確保するために、窓に面して広めのリビングダイニングを配置し、壁と天井を明るく仕上げ、さらに照明を天井に当てることで明るさ感を補強している。床は、住まい手が変わる賃貸マンションに対して、傷が目立たず張り替えも容易な足場板の古材を採用した。トイレやバスルームなどの水廻りが入るヴォリュームは、合板を使って色ムラを出すことでローコストながら質感のある壁となっている。
リノベーション/住居/約53㎡/鉄筋コンクリート造/東京都/2014年9月
写真 繁田諭(Satoshi Shigeta)