富山県の新興住宅地に建つ、中庭形式の注文住宅です。「ロッククライマーの家」と
称したこの住宅は、お施主さんの趣味である「ボルダリング」を家族ゾーンの空間にダイナミックに設えているのが特徴です。
周りからの視線を遮るべくロの字に各部屋を配置し、中庭に面しての開放性を確保して、自然の風や光をふんだんに取り入れる空間構成になっています。
雪深い地域のため、中庭の床はグレーチングとして、雪が積もらない仕様とし、屋根に積もる雪は、雪かきをしなくて済むように暖房熱を潜らせ、雪を溶かす仕様としています。
お施主さんのキャラクターと建築空間、技術が上手い具合に絡まり、想いのこもった注文住宅となりました。