TOHKOU HOUSEは福岡県嘉麻市の長閑で静かな住宅地に位置している。敷地からは馬見連山も望める。そんな敷地で、自然を感じれながらも、落ち着きのある生活をコンセプトに、クライアントの趣味でもあるMTBで、山の斜面を駆け下りるようなイメージで、その斜面に穴を開け、まるで山の中の大きな巣で生活してるかのような建物を計画しました。建物内部で工夫した点は、広がり、開放感であり。玄関から中庭を見えるようにすると共に、天井を低く抑え、玄関から中庭に出た時、ダイニングに入った時により開放感を味わう事で、心を開放し、住み手に落ち着きを与え、居室と居室、居室と中庭とを繋ぐ事で、空間の曖昧さが、時の流れを緩やかにしてくれる。そして、社会空間と住宅空間とを外壁で分離する事で、安心して素の自分を出せる空間を目指した建物です。