カマクラのイエ 和風デザインの リビング の 白子秀隆建築設計事務所 和風 | homify
カマクラのイエ 和風デザインの リビング の 白子秀隆建築設計事務所 和風
カマクラのイエ 和風デザインの リビング の 白子秀隆建築設計事務所 和風
カマクラのイエ 和風デザインの リビング の 白子秀隆建築設計事務所 和風

観光客で賑わう鎌倉の参道から逸れて、幅の狭い山道を登って行くと、古い間知石が積まれた擁壁や鬱蒼とした木々が生い茂る、静寂な雰囲気の場所に遭遇する。

敷地内にある大きな八重桜など既存の植栽をできるだけ残しつつ、南側と西側にある、それぞれ高さ6.5m、3mの擁壁の耐久性を考慮して、所定の距離をとることで、敷地のほぼ中央に二層の高さの家型ヴォリュームを配置した。 屋根と、外壁を鈍い光沢のある銀黒の金属板で覆うことによって、苔の生えた擁壁や周囲の木々のゆらめきが、映り込んだり、反射したりする。時間を重ねた周囲の風景に溶け込むような佇まいとした。 住人は絵画、茶道、洋裁など多様な活動をしている。日常生活のすべての行為が創作に関わっていると感じられた。住む為のイエというより、すべての創作活動の受け皿になる「器」をつくりたいと考えた。 建物中心に置かれた作業テーブルのあるワークスペースを起点に、絵画アトリエ、茶室、洋裁スペース、厨房、屋外作業場の五つの創作の場が取り囲むように隣接している。リビングやダイニングといった住宅の機能を諸室ごとに分けるのではなく、創作の活動分野ごとに領域を設定し、また相互に関係性を持ち、緩やかに繋がるような構成としている。 2階は個室と廊下状のギャラリーとなっており、古い美術書や作品などが無造作に置かれている。床・壁・天井を無塗装のラワン合板で仕上げている。素っ気ない表情で仕上げというより、下地の状態であるが、場所の使い方を限定しないおおらかさがある。 この住宅が絵画のキャンパスの合板のように、これからの創作活動の下地となり、自由に彩られていくことを期待している。

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注釈