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House F,nagamine, 有限会社 森 繁・建築研究所 有限会社 森 繁・建築研究所 家
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「仮説の支持材を取り外したら傾きますよ。」という業者へ、「傾いた時は突っ張りを入れますから」と半分冗談、半分本気で説得して、住宅価格で請けて貰った。
周囲は、おそらくこれから建て変わるであろう、敷地目いっぱいに建っている密集した住宅地であったため、接地面積を減らし視線を抜く事で、隣地への風通しも確保しながら、ゆとりのある街並みに出来ないかと考えた。それを踏まえて、構造家である施主の意欲的な挑戦のもと、その一歩を踏み出すことが出来た。
SRCの柱4本で接地している1階部分に住宅の玄関とスケルトンで仕上げた事務所を、柱からS造でハネ出した2階部分に住宅の主要な部屋を配した。リビングは、西側にある緑を借景として取り込むために、10mの筒状のハネ出しで思いっきり近づけ、木立の中を通ることで冷やされた西風を享受出来る様にした。見栄えの良くない南側には、あえて最小限の窓しか設けず、事務所である事も意識して生活感を消し、また、予備室の前のバルコニーも私的に使用するため、寝室のある5mのハネ出し部分で道路からの視線を遮っている。矩形の建物に対して流線で型どった駐車スペースとその中に配した緑は、シンプルな建物をよりひきたてる事を意図している。

事務所併用住宅
SRC造2階建
延床面積 199.25㎡
建築面積 125.42㎡

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4.5

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