古き良きものを残そう、まだ使える物は使おう。マンションリノベーションが流行でもある昨今。

もともと建物のオーナーが住んでいたいというこの部屋を、施主は中古で購入された。 マンションの中でも異例の約165㎡という大空間。今のライフスタイルを大事にしたいという施主夫妻の意向を組み、この広さを最大限に生かした「1LDK+趣味部屋」という大胆な間取りを提案した。

2面採光のキッチンからダイニング、リビングへと繋がる空間は、遮るものがなく視界が開け、風が抜ける居心地のいい部屋に。床には無垢のオーク材をつかい、またキッチンの天板には重みある古材を、収納式の仕切り戸にはスチールを使用。天然素材を肌で感じる部屋造りを意識している。 

リビング中央の中庭は2面ガラス張りで、煙のエリア分けが出来ると共に、空間の一体感も実現するスモーキングスペースとして生まれ変わった。 昼は屋上からの採光もあり柔らかな明かり取りとして、また夜は自由な配置の照明器具により、遊び心ある大人な空間へと仕上げた。

廊下から寝室にかけて、もともとそこにあったかのようなレンガ造りの壁が一面と広がる。 解体したら出てきましたと言わんばかりに、その表情は味のあるものに。 アールの開口は、まるで洞穴の入り口のような演出をしている。

自然素材をふんだんに使用し、経年劣化した際はその素材自体の歴史を感じられるような家造りを心がけている。 木には木なりの変化と雰囲気が。コンクリートにはコンクリートの味が。決して単なる劣化はなく、そこで過ごした軌跡が刻まれるような家造り。 またデザイナーではなく工務店だからこそ、見た目の美しさばかりではなく機能性も重視し、長く心地よく暮らせる空間造りを目指している。

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