外観は白と杉板打放しコンクリートのコントラストで表現されており、ビルトインガレージと門扉周りの外構部分を一体的に構成することで、利便性を備えた個性的な造形となっています。
施主からは、3台の駐車スペース、公園と隣接する立地を生かすこと、夏の暑さを凌ぐ工夫のなされたシンプルな空間などが求められました。将来を見据えて段差なく1フロアで暮らしを完結できるゾーニング、テラスと2層吹抜け越しに公園に面する光に満ちた空間を提案しました。開放性と相反する「プライバシー」は外構のガラススクリーンにより担保され、明るさに相反する「夏の暑さ」は、サッシの外側に取り付ける専用の電動ブラインドにより、太陽の日差しをコントロールしながら暮らすことができるよう考慮しています。