この住宅は、ご高齢の親世帯と子世帯が暮らすための二世帯住宅で、ご高齢世帯のバリアフリーなくらしを第一に考えながら、世帯間のプライバシーや動線、日当り、使い勝手を慎重に考慮して計画しています。1m嵩上げした土地に車が乗入れられるロングアプローチ空間をとることで、道路面からのバリアフリー化を図り、大小5つの庭と2層吹抜けの空間を巧みに織り込むことで生活に彩りを与える住まいを目指しました。
外観は穏やかな色合いのアイボリーと杉板打放しコンクリートのボリュームに黒系の金属部材で全体を引き締め、内部も同様に暖色系仕上げを基調とし、モダンな中にも温かみの感じる居住空間にまとめています。
構造:RC造
規模:地上2階建
写真:アーキフォトKATO(一部:スレッドデザインスタジオ)