遠方に海を望む、急斜面を造成した丘に建つ住宅です。
周辺より土地が高く、廻りからの視線が気にならないため、海の見える南側を全面ガラスとし、
そこに吹抜のLDを配置しました。大きなガラス越しに、海と空が、視界に飛び込む構成としました。
吹抜のLDを中心に、それを囲むように2階に各室をめぐらし、吹抜との境の戸を開け放つと、
1・2階が一体につながる開放的な住空間を展開しています。
【基礎構造について】敷地が、盛り土のため、地盤面にそのまま建てると、不等沈下のおそれがありました。
そこで、造成時に土留めとして、既に築かれていた駐車場及び北側擁壁の双方にまたがるように建物をのせて、安定させました。
建物本体は、木造とすることで、軽量化させています。
photograph KAROKU KATO
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