築33年の木造住宅のリフォーム。
クライアントが気に入っている木目の壁、照明器具などを残しながら、
劣化したクロス面を珪藻土仕上げに、
シングルガラスだったアルミサッシをペアガラスのアルミサッシにして、性能と意匠を向上させた。
アルミサッシは、中桟のないすっきりとした大きなものに取替えたため、
障子も取替えることになり、桟の縦横の比率を変えることで和室の雰囲気が一新した。
既存のカーペットは気に入っていたが、かなり痛んでいたため、
似た雰囲気で、より空間に合うものをあらたに採用し、
キッチンは、クライアント自身が探してきた雰囲気のあるタイルや壁紙を採用した。
外壁は、雰囲気のあるテクスチャーを残し、白く塗り直すことで息を吹き返し、
ボロボロだった鉄製のバルコニーは、木製に作り直すことで、庭との親和性が増した。
新旧の境界の見分けがつかないほど、古いところと新しいところが上手く調和している。