敷地は都市と田園とに挟まれ、豊かな自然と利便性を併せ持つ立地。
37坪の小さな敷地に建つ26坪の木造2階建て住宅です。
3台分の駐車スペースと1台分の小さなインナーガレージと計4台の駐車が可能。
まるで、おとぎ話の主人公を違う世界へと導くかのような細く、低く、長い
アプローチ動線により玄関へと入る。
入った1階の床は全面が土間コンクリートになっており、広い玄関や駐輪としての用途を兼ねている。
全面が土間コンクリートのため、夏はひんやりと涼しく、冬は深夜電力利用によるコンクリート蓄熱床暖房でほんわりと温かい。
アクセントにもなっている、壁に貼られた大谷石も蓄熱・調湿に一役買っている。
また、1階にはミニキッチンやトイレも備え、内部の柱の位置なども検討されており、高齢となる将来へもフレキシブルに対応可能な間取りとしている。
2階へ上がると決して広くはないが、天井高さのメリハリや、綿密に計画された窓の位置や高さ、大きさなどによる開放感のあるLDKが広がり、
さらには大きな出窓から望む雄大な景色が、なんとも心地いい空間となっている。
造作キッチンや造作洗面台、スケルトンのスチール階段により、なお一層空間を繊細なものにしている。