< >
kom, CO2WORKS: CO2WORKSが手掛けたミニマリストです。,ミニマル
< >
kom, CO2WORKS: CO2WORKSが手掛けたミニマリストです。,ミニマル

ひとつながりのオー プンな空間に居場所を点在させ、人の気配や光、風がその 間を縫っていくような全体像を描いた。

敷地を切り取った 箱の中に、生活の拠り所となる一本の木を配置し、その一 本の木に寄り添って生活するような空間をコンセプトとし た。この建築はシェル(=日差しや風雨から守り、光と風を 呼吸する外皮の役割)、コア(=構造を支える建物の芯)、 スラブ(=梁と構造用合板から成、居場所となる床)の3要 素から成る。敷地を切り取ったシェルに対してコアを配置 し、コアから枝を伸ばすようにレベルの異なるスラブを張 り出させている。コアは構造用合板現し、天井・梁も構造 材現しにしており、木造の建物の成り立ちを純粋なかたちで見せている。そのため、部材の方向性及びピッチとプロポーションのコントロールを徹底して行った。シェルの南 面には大開口を設け、景色・光・風・気配を呼吸する。間 仕切りや建具を用いて仕切ることを最小限に留めて各ゾー ンをはっきり分けるを避け、動線の突き当たりにはトップ ライトを設けて視線の行き止まりを無くしている。コアの まわりに生じる空間を、外部から1階、2階へと螺旋を描 いてスキップさせ、段差や吹き抜けを介して緩やかに各 ゾーンを分けた。

コアを設けたことで空間に中心性が生まれ、構造と動線 の合理化を図ることができた。コアが木の幹のように動線 のハブとなって動線を集約すること、柱を立てずに済むこ とで限られた面積を有効に使うことができる。そして段差 や吹抜けを介して緩やかに領域化された空間は、家族の気 配を相互に感じることができ、家全体の一体感を生んだ。

類似する写真

homify - あなたの家を形にします

4.5

homifyアプリで多くの写真をチェックしよう!

無料でアプリをダウンロード
いいえ