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C-1, Curiosity Curiosity
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C-1, Curiosity Curiosity

この建物は、映画のストーリーボードのように、人の動きやそれによって生み出されるシーンや心の動きからデザインされている。

B1&1Fがスタジオ、2F&3Fが住居という構成の各フロアをつなぐのは、ガラス壁にそった斜めの回廊。回廊を上がるにつれ、視界はスタジオから住宅へと切り替わり、上るというゆっくりとした行為が、外のテンションから自宅へのくつろぎの気分へと気持ちをシフトさせていく。また逆に、下りのスピード感は、家から外に向かう躍動感を加速させる。 各フロアは25ミリの鉄板をベースとした70ミリ程度の薄い床からなっており、階の移動がシームレスに行われ、上下のシーンを遮る事がない。 水栓器機や家具に関しても、住空間そのものと一体化するようにオリジナルに開発している。風呂、キッチンなどで仕様が違う水栓器具を同一化し、小物入れやタオルハンガーと一体化する事で、従来必要以上に主張がはげしいアクセサリをインテリアにとりこんでいる。これは形としてのデザインだけでなく、線状に柔らかく流れる水の形までもデザインしている。 また「動」からなる空間が多いこの建物の中で、リビングにおかれた畳のような正方形のソファは家族がくつろぐ部屋そのものであり、新しい家具のあり方を提示している。

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4.5

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