築40年以上経つ工場の一部をオフィスにリノベーションしたのが「綾瀬のオフィス」です。
存在感のある既存の鉄骨躯体をメリットとして捉え、それらをデザインに取り込むよう設計を
考慮しました。新設部分の素材には鉄よりも柔らかい木やガラスを採用し、あえて既存の鉄骨躯体に
負けるように心掛けています。
既存を活かす。見せるということはコストの上昇を抑え、抑えた分の予算をさらに楽しい試みに
使用出来るということです。
今回はBound About Projectがデザインした会議室の照明器具を板金職人として有名な㈱エアロコンセプト
の菅野氏に製作していただきました。
アルミ合金の軽量な特徴を活かして極細のワイヤーで吊ることで浮いているようにデザインしています。