I-house「水平線の家」project
この計画地は長崎県佐世保市内の佐世保湾沿いに走る道路に面しており、前面道路と高低差がある海に向かって開かれた傾斜地です。
今回の計画はこの素晴らしい自然環境を最大限に活用し、環境と建築が調和することをコンセプトとなりました。敷地の形状を生かして建築するために、傾斜地に合わせて建築の計画を進めました。
敷地の形状を造成工時などで変えず調和させるために1階部分は壁式鉄筋コンクリート造とし、前面道路より低い傾斜地に配置して、その上に2階と3階を在来木軸面剛性工法で住宅が海と空に突き出すようなフロアー構成としました。道路側の2階3階部分は極力開口部を造らずにデザインし、青い海と青い空を背景に造形的に見えて、自然の背景の中にシンプルで、かつ大胆なデザインを目指しました。
また、オートバイと自然の風景を見ながら生活したいという施主のI様の為に1階のRC造部分にオートバイでそのまま室内に侵入できるホビールームを設け、天候に左右されることもなく趣味に没頭できる部屋を計画しました。
住宅に訪れた人たちの視界は海側に解放された窓から広がる青い海と青い空に誘導され、豊かな自然を感じ、開放感のある空間で緩やかなひとときを満喫できる住宅となっています。
計画概要
用 途:専用住宅
階 数:地上3階建て
建物の高さ:9.397m
構 造:壁式鉄筋コンクリート造 + 在来木造軸組面剛性工法
主要部の面積
ホ ビ ー ル ー ム :20.73㎡
寝 室:15.00㎡
オ フ ィ ス:15.35㎡
和 室: 7.45㎡
子 供 室: 9.93㎡
リビングダイニング:20.09㎡
Architect Show co,.Lid
Masahiko sato