T-house, coil松村一輝建設計事務所 coil松村一輝建設計事務所 オリジナルな 家
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ご夫婦2人にお子さん4人お母さま1人と2世帯7人で住まう家。

眺望の良さを第一に土地の段階から相談を受けてのスタートとなりました。

途中から斜面となった候補地は平地より基礎に金額がかかるという部分を差し引いても十分な魅力を持った場所だと判断し、その眺望を活かすプランとして3つの「集まる場所」を中心に計画しました。

「集まる場所」

その1

メインの1Fリビング・ダイニングにはチェリーの突き板仕上げの壁面に大きめのサッシを2枚連続させて断熱・気密性能を保ちながら大きな開口を確保。気候の良い時期にはサッシをすべて引き込み全開放できます。

その2

テラスは2Fのオーバーハングを屋根として屋外と室内との中間層をつくっています。夏はお子さん用にビニールプールも拡げられるゆったりサイズで、階段からそのまま木々広がる斜面地へもつながっています。

その3

2Fのキッズリビングは4人のお子さんが主役の空間です。自分達の物を沢山しまえる大きな本棚。その本棚を挟むことで吹き抜けでの1Fとのつながりがお互いを感じながら適度なプライバシーも保てる距離感となっています。高さも加わったサッシからの眺望は最高の場所です。

この3つの場所をそれぞれ場面により同時に一体的に使ったり個々に使い分けたりと柔軟性を持った選択により、生活のうえで皆が自然と集まる気持ちの良い場所であってくれれば… と思います。

また今回の空調計画では施主様からの提案で床下エアコンを実施しています。

床下エアコンとは、気密・断熱をキチンとしたうえで、一般的なヒートポンプ式のエアコンを使い床下・天井裏・壁内の温度調節してふく射熱によって「緩やかな」全館空調をしようという方式です。

T-houseではウレタン気密・断熱性能は現場発泡硬質ウレタンで次世代省エネ基準を確保して、リビングのローボードの中にエアコンを設置。1Fの床下をパイプファンにて循環させトイレ側のPS内のカウンターアローファンにて屋根裏へとつないでいます。

完全に確立した方式ではないので不安な面もあり施主様との打ち合わせのうえ(補助としてキッズリビングにもエアコンを用意して)実験的要素を持っての導入です。

床下エアコンでのふく射熱による「緩やかな」全館空調と同時に、壁面の漆くい・オイルフィニッシュの木フローリングと呼吸してくれる素材を仕上げに使うことで調湿による体感温度の心地良さを目指しています。

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