美術館・博物館の写真: looptecture f. | homify
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敷地は淡路島南端の福良港にあり、観潮船の乗り場のある淡路島有数の観光地の一画に位置している。この敷地は観光地という日常的な側面を持ち、兵庫県内においては東南海・南海地震が発生した場合、予測される津波の影響がもっとも大きいという非日常的な側面も持つ。

 福良港津波防災ステーションは、港内に点在する水門の一括制御及び港内の監視、県内の小学生や一般の観光客を対象とした津波に対する啓蒙活動、及び津波災害時の観光客を対象とした避難場所の確保を主な目的としている。  平面上に6つの中心を持つ、円弧が連続した曲面壁を設定し、外力に対して構造的合理性を持たせ、曲面壁を鉛直方向に立体的に交差させながら必要とする諸室を確保することで形状を確定している。2階と屋上は将来予測される津波の高さ以上に設定することで災害時の避難場所となる。  連続する帯状のコルテン鋼の構造体は、現場搬入の利便性、施工性、工期短縮を目的として、工場製作により約5°の傾斜角を持つ約60枚のパネルに分割している。敷地に搬入後、現場溶接により全体として長さ約120m、幅約7.2mの連続する帯状の継ぎ目のない構造体として一体化している。  この建築で設定した帯状の構造体や外壁のコルテン鋼素地仕上げ、これらが持つ抽象的かつ象徴的な表情が、非日常的な避難行動に対する日常的意識化への契機となることを願っている。

PHOTO CREDIT : Yoshiharu Matsumura

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注釈