引退後東京から住み替えられる母と、しばらくは別荘として通われる娘の住まい。
前面道路からかなりの傾斜でさがっていく敷地は、低いところではプラス一層分ほどの高低差があるため、道路からは平屋の小さな小屋に見えるように、できるだけ高さをおさえたボリュームとしました。
実際には2階の高さにあたる1階のリビングは、緑の中に浮遊しているかのように、デッキに開く大きな窓と、吹抜けの高窓から、緑を切り取っています。
また、和室に連続する広めのぬれ縁は、前面の大開口と、デッキテラスへの出入口で二方向に開き、サンルームのように、外と中のあいだのような中間領域としています。
所在地 : 栃木県那須郡那須町
用途 : 専用住宅
延床面積 : 95.24㎡(28.81坪)
構造 : 木造在来工法
階数 : 地上2階
構造設計: aR構造設計事務所
施工 : 株式会社 槐工務店