東京湾を臨むタワーマンションを新築で購入したご夫婦。眺望の良さと開放感を気に入っていましたが、内装に物足りなさを感じていたため、分譲と同時にリノベーションを行いました。
ご希望は、光の演出、都会の非日常的空間、店舗的なデザイン、未来的でミュージアムのような書斎、ラグジュアリーな玄関ホール、2輪、4輪のレーサーとして活躍していたご主人のトロフィーやレーシングスーツをディスプレイするスペースなど、多岐に渡りました。
間取りは、キッチンの壁を撤去してオープンにし、ダイニングと洋室をつなげてパノラマ空間のLDKに。書斎の壁とドアをガラスに替え、書斎も視覚的にLDKとのつながりを持たせました。書斎にはトロフィーやレーシングスーツ、ミニチュアの車などを飾り、LDKにいながら眺められるようになっています。 玄関ホールは、床にブラックとレッドの大理石を組み合わせ、壁に鏡面仕上げのメープルのバーズアイのパネルで仕上げました。玄関ドアを開けるとセンサーで正面の壁埋込照明が明るくラグジュアリーな空間を照らします。
ご夫婦が気に入っているのが、照明の演出。既存の間仕切り壁を取り払った床と壁に組み込んだL字型の照明、造作家具の間接照明、リビングの壁面を照らすスポットライト、玄関ホールの壁埋込照明など、さまざまな照明をシーンに合わせて使い分けているそうです。 住み始めてからさらに手を加えたのが、「光り輝くキッチンカウンター」。床の間接照明からの光ができるだけ均一に広がるように、何回も光の広がり具合を確認しながら施工。店舗のような幻想的なキッチンになりました。
「ディスカッションを重ねるごとにどんどんアイディアが広がり、当初考えていたものとは変わりましたが、結果としてとても良い住まいができました」とご夫婦も大満足です。