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苦楽園二番町の家Ⅰ, 株式会社 小林恒建築研究所 株式会社 小林恒建築研究所 モダンデザインの 多目的室
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苦楽園二番町の家Ⅰ, 株式会社 小林恒建築研究所 株式会社 小林恒建築研究所 モダンデザインの 多目的室

敷地は眼下に阪神間の100万$の夜景を享受できる山麓の造成地である。一層分の高さの石積擁壁を切取って、地階には大きなガレージを設け、その上の階まではコンクリート造となっている。1階にはエントランスとプライベートな個室群を配し、背後の北側斜面の一部はサンクンガーデンを持つ。2階床のコンクリートスラブより上部は鉄骨造とし、大きくまたフレキシブルな空間を構成している。南側は前面ガラス貼りの大開口部、北側はサンクンガーデンを挟んで裏山の緑に覆われている。リビングルームは空中に浮かんだガラスボックスをイメージし、視界を妨げないように鉄骨造の柱は極力細い無垢材を使用し、また外部手摺についても透明感が配慮されている。茶の間としての和室は掘りコタツ形式のテーブルを置き、タタミは使用せずにモダンな構成とした。

2009.5

兵庫県西宮市苦楽園二番町

専用住宅 

設計監理:小林恒建築研究所

施工  :笠谷工務店

構造規模:RC造+S造

     B1地上2階建

敷地面積:305.76㎡

建築面積:103.97㎡

延床面積:242.71㎡

撮影  :ナカサ&パートナーズ

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