敷地は六甲山系の南側山麓に位置し、気候や温度は下界と大きく異なる。また四季の変化の中に阪神間の眺望を享受することが出来る。この施設はアトリエとゲストハウスを第1期、その後オーナーの住宅を第2期として増設したものであり、地形に合わせて使用目的の異なる3つの建物がレイアウトされている。東京にヘッドオフィスとギャラリーを置き世界的に活躍されるファッションデザイナーが週末にはここに戻り、思考し、創り、そして憩う場である。アトリエ棟に隣接して増設された住宅は屋内で連結されており、創作意欲次第でいつでもアトリエに向うことが可能である。プールを挟んで建つ広いラウンジを持つゲストハウスはもてなしの空間であると共に政財界やクリエイティブな仲間との交流スペースであり、また遊びのための施設である。
2013.4
兵庫県芦屋市奥池町
アトリエ・ゲストハウス付住宅
設計監理:小林恒建築研究所
施工 :笠谷工務店
構造規模:RC造+S造+W造
B1地上2階建
敷地面積:2531.38㎡
建築面積: 433.17㎡
延床面積: 782.73㎡
撮影 :ナカサ&パートナーズ