谷中の緑を二方に眺めることのできる、
上野桜木のマンションの住戸のリノベーション。
都心に近いながらも、豊かな緑と、爽やかな風が感じられます。
70m2すべての空間を、ひとまず大きな空間と捕らえ、
全体に光と空気を廻すことを考えました。
そこから、囲われるものを整理し、
それらを配置していくことで、角を生み、場が生まれていきました。
それらは引き戸やカーテンによって、籠ることもできるし、
それらを払って、空間と空間を繋げることもできます。
そして、
段差や色、素材によって、 空間に特徴を与えました。
どの場所で佇んでも、その先には光があり、そこから風が流れてくる。
少しずつ違う空間であるものの、 そこに様々な気持ち良さがある。
そんな住居を目指しました。