京都市内に計画した4層のオフィス兼個人住宅。最下層にオフィス、最上層に広大な屋根裏を設けています。屋根裏はギャングネイルトラスを用いて一室の無柱空間とし、大きなデスクスペースとしても使用できる計画としています。デスクレベルに立つと、トップライトから顔を出し、屋根にグラスを置いて比叡山の眺めを楽しむことができます。
スキップフロアとし、天井高のを部分的に限界まで下げることで4層のフロアを納めました。その結果生まれた「低さ」を「近さ」と捉え直し、動作寸法と関係を持たせるよう、断面計画を行っています。
また、中層建築を風致規定に適応させるにあたって、現代的で現実的な回答を出すことをテーマのひとつとしています。