様々な可能性を秘めた、現代の土間5軒!

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あきる野の家 (スーパーローコストの家), 氏原求建築設計工房 氏原求建築設計工房 ラスティックデザインの リビング
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土間は日本の伝統的な家屋に造られた空間で、通常地面と同じ高さにあるスペースです。屋外と屋内の中間的な場所に位置し、民家の玄関や炊事場などに充てられてきました。現代建築では土間は少なくなってきていましたが、実はあえて土間を取り入れるスタイルも注目されています。今回の記事では、現代の土間のカタチ5軒を取り上げ、ご紹介したいと思います!

リビングとしての機能

土間は、ご近所の方がちょっと立ち寄られた際などに、コミュニケーションの場として利用されてきました。元々地面と同じ扱いだったので、少し世間話をするのに最適な場ですね。福岡県の建築家、松岡健治一級建築事務所が設計を手掛けたこちらのお住まいのコンセプトは、人と人との繋がり。クライアントのご趣味である野球の試合の映像を、チームメートとともにお酒を嗜みながら観れるよう、土間リビングが提案されました。土間ならお客様も、普通のリビングよりも気軽に訪れることができそうですね。

写真撮影 : 針金洋介(Techni staff)

マンションの土間

タトデザイン株式会社がリノベーションを設計したこちらのマンション。通常土間は地面と同じ高さにあるのですが、こちらの土間はマンションの6階に設けられたというユニークなもの。さらにこちらのお部屋は寝室のようですが、寝室に土間が付いているというのも、オリジナルですね。土間と部屋との間には折戸が、土間と屋外との間には開口部が設けられています。必要に応じてそれらの戸を開閉することにより、外と中を繋げたり閉じたりできるという、土間の性質を生かした造りです。

オープンプランの土間玄関

ふんだんに使われた木材が魅力的なこちらのお住まいは、ローコストの家。一階部分は、キッチン・リビング・ダイニングとそれに土間玄関が一つとなったスペースで、開放感に溢れていますね。土間玄関自体は伝統的に造られてきましたが、オープンプランという現代の建築スタイルにとの融合が新鮮なイメージです。氏原求建築設計工房が設計を手掛けました。

土間キッチン

玄関とLDKの間に設けられた土間キッチン。建物の中心に位置し、2階の吹き抜けに繋がっています。伝統的な日本家屋でも炊事場として使われてきた土間ですが、現代の家に取り入れると、オリジナルな感じがするのが不思議です。炊事場はもともと火や水を使う場なので、火災予防や床の劣化対策などの意味もあったのでしょう。それに土間だと掃除もしやすそうですね。家族が集まるキッチンが家の構成の核となったお家、家族の共有時間も充実したものになりそうですね

内と外を繋ぐ

明るい日差しが降り注ぐ軒先。庭には手作り感のある椅子やテーブルが置いてあり、なんとも微笑ましい雰囲気です。場所は、小さい京都と呼ばれる緑豊かな土地に位置し、その風景と屋内は、土縁により繋がります。土縁の素材も、内と外の境界線を曖昧にし、生活空間に広がりをもたらしていますね。

【土間については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 知っておきたい!いま流行りの土間のメリット・デメリット 

※ 土間コンクリートでおしゃれな床に!そのメリット・デメリット 

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