本来、自宅はシェルターであり、安全で快適と感じるべき場所であるはずです。しかし、時として家にいるのが不快になる状況に遭遇することがあります。在宅勤務でも、オンラインで勉強していても、ただ家にいるだけでも、何となく逃げ出したくなるこの気分。この問題を解消するには、なぜ家にいると憂鬱で煩わしく感じるのか理解しなければなりません。今回は、家にいて不快に感じる主な理由を 6 つあげ、この問題への対処法を提案していきます。
家の中に散らかりや整理整頓されていない場所が蔓延していると、リラックスしにくくなりますよね。秩序の乱れはストレスや不安を生み出し、不快感を引き起こしかねません。時間をかけて整理整頓をし、不要なものは処分しましょう。シンプルな整理方法で定期的に掃除する習慣をつけましょう。
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自宅のインテリアデコレーションに個性や活力が欠けていると、そこにいるのが単調で退屈に感じることも。むき出しの壁に囲まれ、あまりにも飾り気のないところで暮らしていると、気分の落ち込みに影響を与えることもあります。カラー、アート、観葉植物、装飾品を取り入れて、住空間に命を吹き込んでみましょう。
自然光があまり入らない家は、心の不調を引き起こすおそれがあります。暗い場所は悲しみや憂うつ感を強めてしまいかねません。日中はカーテンやブラインドを開けて部屋に光を取り込みましょう。また、適切な照明器具で明るさを補うよう考慮しましょう。
風通しが悪かったりアレルゲンが存在していると、空気の質が悪化して家にいると気分を損ね、健康にも害を及ぼすかもしれません。十分に換気し、アレルゲンがないかどうか確認しましょう。必要に応じて、空気清浄機も用意しましょう。
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プライバシーが保たれない、あるいはパーソナルスペースが足りないという状態は、誰かが自分の場所に侵入しているように思えたり、居心地悪く感じたりすることがあります。大勢と住まいをシェアしている場合、プライバシーの確保は難しい問題となり得ます。周囲の人との境界線をはっきりとさせ、自分にはプライバシーやパーソナルスペースが必要であることを同居人に伝えてください。
自宅で仕事や勉強をしていると、オフィスや学校から「離れている」と実感できないことがあります。仕事や学業と私生活をしっかりと分離できていないと、押し潰されそうな感覚に陥りがちです。仕事や勉強のためだけに使う時間と空間を確保しましょう。タスクが終了したら必ずそこから離れましょう。
私たちはセラピストではないことを覚えておいていただきたいのですが、こういった問題を自覚することは、あなたが家にいたくない状況を改善するファーストステップになるかもしれません。このような感情に耐えられない、またはなかなか無くならないと感じるときは、メンタルヘルスの専門家にサポートを求めてください。自宅は快適で安全な場所でなければなりません。家の中の小さな変化を大きな解決へと繋げましょう。
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