今気になる!カントリースタイルの住宅トップ10

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居心地の良さと落ち着き、そしてどこか懐かしい感じのするカントリースタイル。最近はひと昔前のラブリーなテイストだけでなく、天然素材や愛着を感じるレトロなデザインを強調する、ちょっと垢抜けたカントリースタイルに注目しています。そこでこの記事では、今気になるカントリースタイルを取り入れた住宅を、世界中から10ヶ所集めてお届けします。

1.イタリア・アッシジの家

丘の上にある、石造りの重厚な家。イタリアのアッシジに建っています。この住宅の持つ淡い茶系の外観は乾いた緑の丘にもよく調和し、風景の一部となっています。行ったこともないのになぜか郷愁を誘われてしまう、そんな景色です。


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室内の壁面には、ファサードとは違う色調の石材が用いられています。天井にある立派な化粧梁は、石壁のザラリとしたテクスチャーとよい対比をなしています。住空間そのものにはカントリーの素朴さを残しつつ、階段やシェルフ、ソファにはすっきりとしたモダンなデザインを選んでおり、住む人の暮らしぶりを反映したインテリアとなっています。

2.サン・ベネット・デル・トロントの家

こちらは石が建物全体を覆う、堅牢なデザインのカントリー住宅です。イタリア東部、アドリア海に近いサン・ベネット・デル・トロントに建っています。年月を経て深みを増した蔓植物が建物の意匠の一部と化し、自然な美しさを醸しています。ヴィンテージ感もカントリースタイルの構成要素のひとつです。

アウトドアリビングをのぞいてみましょう。広々としたテラスにはパーゴラがかけられ、這わせた植物から心地よい木漏れ日がこぼれます。このテラスで気のおけない友人や家族と食事ができたら楽しそう。カントリーサイドの暮らしには、こんなアウトドアリビングがよく似合いますね。

3.スペイン・アリカンテの小さな家

スペインの山の中腹に建つ、小さなカントリーハウスです。背後の山の緑を借景に、開放感のある眺望を楽しめるロケーション。外壁には木材を使用し、カントリーらしい朴訥さを演出しています。


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室内はモダンに仕上げられています。外観と同様、過剰なデコレーションはありませんが、ハイサッシの周りは木調仕上げの内装材を用いており、窓から見える景色と室内を違和感なくつないでいます。

4.イングランドの家

イングランドの森の中に建つ、大きく開かれた窓が印象的な週末住宅です。木材をふんだんに使用した、自然光と森の緑を最大限に生かしたデザインとなっています。美しい風景を切り取る窓のフレームは太めの木製で、カントリーテイストを一段と強調しています。



一見カントリータッチの素朴な別荘に見えますが、構造的には細部まで入念に作り込まれており、断熱性と気密性に優れています。暖房器具はシンプルな薪ストーブが中心ですが、十分な熱を供給できるのだそう。高気密住宅を効率的に換気できる、新しいタイプの熱回収窓を採用しています。

5.チリ南部の家

傾斜地に建つ、2階建ての木造住宅です。ダークブラウンを基調に、白木を開口部や柱、テラスにアクセント的に取り入れており、無骨さとやさしさを兼ね備えたカントリースタイルをつくっています。

あたたかさも、カントリースタイルの完成に欠かせないキーワードです。室内には暖色系のソファやアンティークのコーヒーテーブル、薪ストーブなどが置かれ、ぬくもりあふれるテイストでまとめられています。床だけでなく壁の仕上げにも木材が多く使われており、見た目だけでなく、実際に触れても冷たさを感じることがありません。

6.東京のカントリースタイル

カントリースタイルの家は別荘地だけのものではありません。こちらは東京都内に建つ、店舗併用住宅です。隣地との間には細長いスペースしか確保できませんが、木材やシンボルツリーで視線を縦方向へ惹きつけ、思わず奥をのぞいてみたくなるような、路地のような空間をつくっています。アイアンのポストや白い小物類が、カントリーテイストを感じさせます。

白い椅子とシェルフを組み合わせた、シンプルでやさしいインテリアです。床材にも白いフローリングを選び、都会らしい軽快なカントリースタイルをつくっています。

7.ブエノスアイレスの家

アルゼンチン・ブエノスアイレスの白いカントリーハウスです。外壁の色と同じ、白い花が建物を美しく彩ります。白を基調としたカントリースタイルは、同じカントリーでも茶系のスタイルとはまた違った、軽やかな雰囲気が感じられます。

壁や天井など視線より上の部分は白、家具や床にはダークブラウンを選んだカラーコーディネートです。メリハリのある、洗練された印象のインテリアですが、ヴィンテージ家具のデイテールにカントリーテイストがうかがえます。

8.マジョルカの豪邸

地中海に浮かぶ島、スペイン・マジョルカ島にある邸宅です。クラシカルでありながら、カントリースタイルにみられるような、どこかおおらかな雰囲気が漂います。

天井の表面には木材を用い、素朴な表情を演出しています。やわらかく光を通すシアーカーテンや繊細な模様のアウトドアファニチャーが、カントリースタイルに邸宅らしいエレガントさをプラスします。落ち着きのある、居心地よさそうな空間ですね。

9.ロンドン郊外の家

ヨーロッパの住宅の中には、築100年を超えるものも珍しくありません。特にイギリスには普通の住宅街にレンガ造の古い住宅が建ち並んでいて、カントリースタイルそのものの街並みも多くみられます。


この住宅は、昔からここにあったかのようなインテリアにリノベーションしたいという希望があったのだそう。木材やレンガの茶、壁や天井の白はカントリースタイルをつくる王道色ですが、そこへペールブルーのソファを加えることでアクセントが生まれ、垢抜けた雰囲気になります。イギリスで築年数の経過した住宅をリノベーションする場合、ファサードはそのまま残して室内はモダンに変更することも多いのですが、こちらのように室内もカントリースタイルにすると、建物内外のイメージが統一されますね。


10.長野・白馬乗鞍のセカンドハウス

この住宅もリフォームでカントリースタイルに生まれ変わりました。建物自体は古びていたものの、構造体の状態は非常に良く、コスト面も考え、建て替えではなく改修を選択したのだとか。室内の吹き抜けに面したかわいらしい三角窓は、ファサードのアクセントだけでなく、雪が屋根にとどまらないための機能的な役割も果たしているそうです。


味わいのあるアラワシの柱と梁。木製の構造体の美しさをそのまま残し、壁と天井を白としたことで、図らずもカントリースタイルを実現したように思われます。柱と梁の設置バランスはもちろん構造的な配慮に基づいたものではありますが、しなやかながら力強さのあるデザインに魅力を感じます。


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