物語に出てくるような家10選

A.Imamura A.Imamura
043八ヶ岳原村Tさんの家, atelier137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICE atelier137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICE 北欧風 家 木 木目調
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「あの街で見かけた、あの素敵な家に暮らす人はだれだろう」多くの街並みを眺めて歩きながら、そう思ったことはありますか?物語に出てくるような家、映画のワンシーンのような空間、大好きな小説に出てくるような素敵な住まい、まるで自分が物語の主人公になったような気分に浸れる素敵な家々を見てみましょう。今回は、小説を取り上げながら様々な住宅スタイルを紹介していきます。

「秘密の花園」の物語に出てくるような家

この可愛らしい三角屋根の住宅は、六甲山脈の麓に位置し、神戸市の静かな住宅地に佇んでいます。その扉をくぐる瞬間、まるでフランシス・ホジソン・バーネット著の「秘密の花園」の物語に出てくる庭の小道を歩いているかのような気分に浸れます。コンクリートブロックと木の組み合わせ、室内に広がる自由な植物たちが、住まい内部での探索を楽しませてくれます。

「住まいの写真」ページでは様々な種類のダイニングを紹介しています。◀

 ダイニングの写真ページ

「南の島のティオ」に描かれる景色

沖縄県南城市に建つこのデザイン住宅は、高台に位置し、海を一望できます。ミニマルな外観に、重厚なコンクリートの屋根と直線的な庇、大きなガラス窓が周囲の開放的な景色を美しく映し出します。広大な緑の庭と無機質なコンクリートのデザインが見事に調和し、自然と建築が美しい対比を生み出しています。ここからの景色は、池澤夏樹著の「南の島のティオ」に描かれていたホテルの絵葉書を思い出すような美しさと魅力が広がっています。

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まるで「家守綺譚」の舞台となる和の家

アミ環境デザインが手掛けた伝統的な和風住宅。この住宅から庭を眺めると、まるで梨木香歩著の「家守綺譚」の物語に出てくるような家の中に迷い込んだかのような感覚が広がります。四季折々の日本の美しい風景と、和風の住まいで過ごす日々は、まさに贅沢で心温まるものです。

【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 内と外が繋がる、美しいデザイン住宅の4実例

美学と坪庭

京都の町家には、機能的な要素だけでなく、美しさも備えた坪庭が多く存在します。特に、この美しい坪庭を持つ住宅は京都に集中しています。もし坪庭からの景色を部屋から楽しむことが好きなら、山本兼一著の「利休にたずねよ」を読んでみてはいかがでしょうか。この小説は、詫びさびの美学と共に、京都の坪庭の深い魅力を感じることができます。

古民家再生プロジェクトでつくる風情ある外観

この住まいは、TOM建築設計事務所が手がけた古民家再生プロジェクトの一環です。周囲に広がる稲穂の緑に囲まれ、昔ながらの面影を残しながらも和モダンの魅力的な姿へと生まれ変わりました。この風情ある外観は、まるでスタジオジブリの「おもひでぽろぽろ」の物語に出てくるような山形の農家を思い起こさせます。

美しい自然の魅力を表現する切妻屋根

自然に囲まれた場所に佇む、切妻屋根の美しい住宅。この住まいは、まるでルーシー・モード・モンゴメリ著の『アン・オブ・グリーン・ゲーブルズ』の物語に出てくる家のようです。物語では「グリーンゲーブルズ ハウス(緑の切妻屋根)」は、その特徴的な切妻屋根と共に、プリンスエドワード島の美しい自然の魅力を存分に表現していました。緑豊かなカントリーライフを楽しむ人や、伝統的で飽きのこない外観を愛する人にぴったりの住まいです。物語の世界と現実が交錯する、魅力的な外観です。

まるでポール・ギャリコ著の「雪のひとひら」の世界

こちらの住まいは、ガラス張りのファサードが外の美しい冬景色を室内に取り込み、まるでポール・ギャリコの「雪のひとひら」の世界に迷い込んだような魅力があります。冷たい冬の日、空から降り注ぐ一片の雪が、何マイルもの旅路を経て地上へ降り立つ瞬間から始まる物語。ひらひらと舞い降りる雪片が、その旅路を描き出します。

薪ストーブと自然

多くの小説に登場する印象的な要素といえば、暖炉や薪ストーブの炎でしょう。その一例として、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの「森の生活」が挙げられます。この小説は、アメリカの哲学者であるソローが2年以上にわたり森で過ごした体験に基づいています。彼は小さな小屋で自給自足の生活を試み、自然との調和を求めました。この物語では、薪ストーブの使い方や薪を切り集める経験が詳細に描かれ、薪ストーブが彼の哲学と生活スタイルの中で重要な要素として浮かび上がります。自然との共生、シンプルな生活、環境への配慮などがテーマとされ、薪ストーブが物語の中で特別な役割を果たしています。

静かで美しいキッチンのある家

私にとってこの世界で一番魅力的な場所はキッチンであるー よしもとばなな著の「キッチン」を思わず思い出してしまうような台所。こちらの家、エム・アンド・オーがデザインは、まさにそんな台所の一つでしょう。北海道十勝地方に佇むこの家のキッチンからは、冬になると広がる雪景色が壮大に広がります。暖かみのあるダークカラーと木の温もり、シンプルながら洗練されたキッチンは、穏やかな美しさに包まれています。キッチンはここで料理をするだけでなく、心も温かく育む場所です。

季節ごとに変化する素朴なログハウスでの暮らし

ヨハンナ・シュピリ著の「アルプスの少女ハイジ」の物語に出てくる家と言えば、山小屋(アルプヒュッテ)でしょう。未だ日本では、ログハウスはアウトドアや別荘といったイメージですが、実は高い調湿性、断熱性、そして省エネ効果が高い自然のエコハウスといえます。季節ごとに変化する素朴なログハウスでの暮らしは、多くの人々を魅了してやみません。

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