ペットをお迎えするときは、人の暮らしとは違う配慮が必要になります。今まで家族だけで過ごしていた場所へペットが来る場合、人にもペットにも快適な生活環境をつくれるかどうかが新しい暮らしをハッピーにするカギを握っています。ペットとの暮らしは初めが肝心です。今回は、ペットを迎えるときに役立つヒントを10例ご紹介します。
新しい環境に移るのは、ペットにとってもストレスがかかるものです。在宅勤務中や家族がそろっている長期休暇中にお迎えして、なるべくペットを一人ぼっちにしないようにしましょう。家族の気配を感じることで、ペットが新しい場所に早く順応することができます。特に仔犬を迎えた場合、散歩したい・遊びたいといった要求にすぐ応えてあげることは、仔犬が安心して暮らせる環境づくりに役立ちます。
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室内でペットを飼う場合、床を滑りにくくする必要があります。滑りやすい床はペットの足腰に負担がかかり、関節を傷める原因になります。滑りにくく掃除しやすい床材としては、クッションフロアやタイルかーぺットなどがあります。
人と同様、ペットのベッドも寝心地のよさそうなものを用意してあげましょう。仔犬や仔猫はベッドに噛みついて中の芯材が飛び出してしまうこともあるので、最初のうちはタオルなどで代用してもいいですね。
サークルやケージなど、ペット専用の生活スぺースを確保しましょう。ペットがまだ小さいうちは好奇心旺盛ですから、目を離したすきにいたずらしてしまうこともあります。サークルの中にいれば、家族が不在の間も安心して留守番させることができます。小さいうちだけでなく、ペットが成長してからも、お預けや災害時などに備えてペット専用の生活スペースに慣らしておくと安心です。
クレジット: Tomomi's トモミズ
玄関やバルコニーなど、ペットが脱走しそうな住宅の出入り口にはフェンスで安全を確保しましょう。屋外でペットを飼うときは、穴を掘ってフェンスの下から脱走する恐れもあります。しっかりと係留するよう注意してくださいね。
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ペットがいても見せる収納をあきらめたくないときは、飾りたいものをペットの届かない場所に並べましょう。キャットタワーと収納を兼ねたオープンシェルフや、棚板に孔が開いていて、猫が自由に棚の上下を移動できる収納などもあります。種類によってはペットに危険な観葉植物も、天井から吊るすと安心ですね。
ペットフードやトイレのペレット、キャリーケースなど、ペット用品には嵩張るものが意外とたくさんあります。特にフードやペレットは、ストックが切れて場所が空いたからといって、他のものをしまわないように。いつでもペット専用の場所として使えるようにしましょう。
水やフードを与える食器は、ステンレスや陶器など、ある程度重さのあるものがおすすめです。ひっくり返してこぼしにくいですし、傷がつきにくく衛生的でもあります。
飼い始めからペットの身体に触れる習慣があると、体の異常に気付きやすくなります。身体を拭いたり毛を梳いてあげるときなどに、気をつけて触れてみてください。
ペットを飼うときにつきものの臭いは、こまめな掃除でかなり軽減できます。ただし、臭い消しにアロマオイルを使うのはNGです。最近は動物から人への感染症も気になるところです。ペットのトイレは清潔に保ち、排せつ物の処理や手指の消毒にも気をつけましょう。
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