一人暮らしを始めようとしているとき、特に親元を離れて初めての一人暮らしではどこから手を付けたらよいのかわからないことも多いと思います。楽しみな反面、不安で落ち着かないなんてこともあるのでは。でもやるべきことを一つひとつリストにあげてその通りに実行していけば、慌てずに新生活を始められるはずです。そこで今回は、一人暮らしの新生活に必要な作業について考え、リストにしていきたいと思います。
一人暮らしをすると決めたら、まずは物件の賃貸契約に必要なまとまった金額を準備します。敷金・礼金と仲介手数料として数十万円は確保します。初期費用のなかには火災保険や鍵の交換費用が含まれる場合もあります。
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お金のめどがたったら、いよいよお楽しみの物件探しです。家賃がリーズナブル、学校や職場に近い、間取りや外観が好みに合うなど、いろいろな条件があって迷ってしまいますが、物件探しは慎重に行いましょう。
不動産会社のウエブサイトで物件探しをする方も多いと思います。しかしサイトの写真では分からない部分もたくさんあります。近隣の音、付近住民の様子、生活施設が自分の生活リズムに合っているかなどといったことは、実際に足を運んでみないと分かりません。駅から遠い場合は駅前に自転車置き場があるか、夜と昼とで街の雰囲気が変わるかどうかなどもしっかりみておきたいところです。
新居が決まったら、引っ越しの費用を用意し、引っ越し日を決めます。引っ越し料金は引っ越す時期、荷物の量、距離によって算出されます。引っ越しの繁忙期は3月~4月と9月~10月とされていますが、繁忙期では閑散期にかかる費用の2倍近くになることもあるので、時期を選べるなら引っ越しシーズンを外すといいでしょう。
家電製品で最初に用意しておきたいのは照明器具とエアコンです。入居が決まったらすぐに用意しましょう。冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジなどの家電製品の購入費用も準備します。家電量販店に行くと一人暮らしのスターターセットもあるようです。今は家電製品や家具のサブスクもあるので、短期間の一人暮らしならサブスクを利用しても。
カーテンやブラインドなどの用意も忘れずに。夜に電気をつけたとき、外から丸見えになってしまいます。オーダーでつくる場合は時間がかかるので、なるべく早く新居の窓まわり寸法を測っておきましょう。
毎日の疲れをいやすベッドや布団は、寝心地重視で選びましょう。あまり広くない部屋なら、ソファベッドや下が収納になっているものなど、多機能のものを選ぶと空間を有効活用できますよ。
在宅勤務がメインなら、通信環境も整備しなければなりません。事前に工事が必要なこともあるので、引っ越し前に大家さんへしっかりと確認しておきましょう。
茶碗、皿、コップ、タオル、紙類、調理器具、ごみ袋など生活に最低限必要な身の回りのものもそろえておきましょう。引っ越し後の生活がスムーズに始められます。
毎月かかる費用には、家賃、食費、水道光熱費、通信費などがあります。入居時には銀行引き落としなど、それぞれの費用に関する手続きを忘れずに行いましょう。また、毎月どのくらいの費用がかかるかも把握しておきたいところ。支払いで慌てないためにも、一度おおまかに計算しておくことをおすすめします。
家賃は収入の3割程度が無理なく払える理想的な金額といわれています。食費は自炊するか、外食や出来合いのものをメインにするかでだいぶ変わります。水道光熱費で気をつけたいのは夏場のエアコンにかかる電気代です。エアコンを使わない月の電気代より数倍にもなってしまうことがあるので、気をつけましょう。携帯電話やWi-Fiも生活必需品のひとつ。毎月の通信費の金額も把握しておきます。
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