冷蔵庫を買うとき、どんなことを基準に選んでいますか?冷蔵庫は設置場所や家族の人数、自炊するかどうかなどによって扉の開き勝手や必要な容量が異なってきます。今回は冷蔵庫を選ぶときにおさえておきたいポイントを6つご紹介します。
まずは扉の開き勝手について知っておきましょう。冷蔵庫の扉には、右開き、左開き、両開き、観音開きの4種類があります。扉が右側に固定されているのが右開き、左側なら左開き、両開きは一枚の扉で左右どちらからも明けることができるタイプの扉です。
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両開きは左右どちらからも開閉できるので、家族のなかに右利きと左利きの人が両方いる場合に使いやすいタイプです。使い勝手の良い方向に扉を開けることができるので、引っ越し後も継続して使えるという長所もあります。
観音開きは扉の半分を開いて必要なモノだけを出し入れできるので、庫内温度の上昇を防ぎやすく、省エネにつながるというメリットがあります。また、扉の幅が狭いので大きく開く必要がなく、通路が狭いキッチンにも対応できます。
冷蔵庫に求められる容量は家族の人数によって決まります。一般に、必要な容量は 70ℓ×家族の人数+100ℓ(常備品容量)+70ℓ(予備容量)で求めることができます。4人家族の場合、およそ450ℓの冷蔵庫が目安となります。ここに自炊や買い物の頻度、購入する食材の種類なども考慮して、適切な容量を選びましょう。
冷蔵庫は常に電力を消費するので、消費電力についても知っておきたいものです。夏と冬では消費電力量が異なるので、年間の消費電力量をチェックします。年間消費電力量は冷蔵庫のカタログに記載されています。
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冷蔵庫には上部や背面、左右の壁面との間に放熱するスペースが必要です。放熱スペースがないと冷却効率の低下や消費電力に影響が出ることがあります。
冷蔵庫を壁側に設置する場合、扉が十分に開いて中のトレイが引き出せるよう1.5cm以上を確保します。コンセントが適切な位置にあるかどうかも確認しておきます。
よく使うものが自分にとって取り出しやすい位置にあるかどうかも確認しましょう。野菜の買い置きが多い方は野菜室、冷凍品のストックが多い方は冷凍室が冷蔵庫の真ん中にあるものを選ぶと便利です。
冷蔵庫の調子が少しでも悪いと感じたら、早めに買い替えすることをおすすめします。洗濯機や掃除機はコインランドリーやほうきでまだどうにかなりますが、冷蔵庫だけは替えが効きません。特に夏の盛りに冷蔵庫が壊れてしまうと、一日二日でも生活に大きな支障をきたします。
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