あなたの住まいには前庭はありますか?前庭とは、家の正面につくられる庭です。都心部では、敷地条件や制約上、庭を設けるのが難しいケースも多いのが実情ですが、小さなスペースでもつくるれる前庭はファサードをより魅力的に惹きたててくれます。今回は、この前庭の美しい家をご紹介していきます。
日本の都市部ではプライバシーを守るため庭の周りに低い柵がつくられます。通行人が家の中を見ることができないように、前庭には壁や生け垣がよく用いられrます。こちらはファサードと同系色の柵と砂利でつくられたシンプルな前庭。モノトーンの前庭に植えられた植栽の緑が、アクセントカラーとしてシンプルなファサードをお洒落に惹きたてます。
「住まいの写真」ページでは様々な種類の庭を紹介しています。◀
※ 庭の写真ページ
こちらは美しい花で彩られた前庭。門扉から玄関に続くアプローチを庭として兼用することで、限られた敷地面積をガーデンスペースとしてつくることが出来ます。花や緑をいつも身近に感じられる庭は、白いシンプルなファサードにロマンチックなアクセントを加えてくれます。
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玄関アプローチと融合した前庭は、住まいに緑や開放感をもたらします。こちらはシンプルな平屋住まいに緑の芝生の庭が開放的に広がります。こちらのような長いオープンなアプローチは、高低差のある家では階段をつくらずにスロープにすることが出来るので、高齢者や車いすでもアクセスし易い仕様にデザインすることが出来ます。
【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらはオープンな玄関アプローチの平屋住まい。玄関前に段差を設け効果的にゾーニングします。前庭は砂利と植栽でシンプルに。白い塀は、家の敷地を区切る役割を果たします。個性的な建物の印象を邪魔しないシンプルな前庭が素敵ですね。
こちらは、周辺に落ち着きと静けさの中に新鮮な和を感じさせる住宅となるようにと考えて計画された住まい。外から玄関へと続くアプローチ部分はオープンに繋がり、スロープが庭の芝部分を切り取ったような形となってファサードに表情を与えています。ゆったり、かつ見た目に面白いアプローチを進んでいく時間は住まいそのものへの期待感も高めてくれます。
こちらの住まいには、道に開いた前庭とこちらの裏庭の2つあります。裏庭は1.5mほど高いレベルにある公園との間に設けられておりまるで緑が繋がっているような印象をつくりだしています。建物は、この二つの庭に開いた構成で、暮らしの中に庭の景色が広がる住まいが出来上がりました。
小さな林の様な前庭に出てアプローチするように考えた玄関スペースは、小さいながらも自然の優しい印象をファサードに与えます。道路から石を伝って玄関に至るまでに、アプローチの両側に四季折々の花や池が目を楽しませてくれます。
こちらは都心に立地する住まい。プライバシーを守るために塀で家を覆ってしまうのではなく、ポリエステル・メッシュで内と外が緩やかに繋がる仕様にデザインされています。程よく開放的なメッシュの境界には、さらに有機的な植物のツタが絡み、魅力的なファサードを作り出しています。
ボックス型の建物ヴォリュームが並んだシンプルな前庭は一見閉鎖的なファサードですが、外壁に用いられた白、コンクリートブロック、木材の異なる素材感が大胆な印象を与えます。シンプルなファサードにアクセントとして個性的な雰囲気を醸し出しています。
透積みレンガのファサードは沖縄の建築に見られるヒンプンと呼ばれ、本来目隠しや魔除けの意味を持ちます。夜間には、外灯や室内の明かりによって前庭が美しく浮かび上がり、プライベート感を保った美しいファサードが行き交う人の目を楽しませます。