美しい玄関デザインは、家全体の魅力を伝える場所としても機能します。家族だけでなく、来客を一番最初に迎え入れるのですから、機能性だけでなく、見た目に美しいということは欠かせない要素です。今回は、様々ある玄関デザインの中から、最近人気を高めている「和テイスト」、「内と外の繋がる玄関」、「土間玄関」の3つを中心に紹介していきます。
和モダンの玄関デザインは、懐かしさや落ち着いた雰囲気を演出することが出来ます。和モダンの玄関デザインの特徴は、木の引戸やアースカラーのタイル、自然素材です。例えば、塗り壁などの左官仕上げにすると、一気におしゃれな和風玄関デザインに変わります。
「住まいの写真」ページでは様々な種類の玄関を紹介しています。◀
※ 玄関の写真ページ
格子戸から漏れる明りと陰影が美しい和の玄関デザイン。こちらはベージュでまとめることで明るい和の雰囲気を演出します。和風玄関のインテリアアイテムとして、照明も大きなポイントです。スッキリとしたダウンライトは和の直線ラインを邪魔することなく、すっきりとまとめることが出来ます。照明カラーは温かみのある色がおススメです。
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細長いアプローチを抜けて玄関へと向かうデザインは、街の喧騒から離れ、静かに気持ちを整えて帰宅するひと時を持つことが出来ます。またアプローチ横に見せ場をつくることで、玄関へと向かいながら植物の間を通って続く通路に、季節の変化を感じることもできます。
【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】
土間空間が広がる玄関デザインにも注目が集まっています。玄関に広々とした土間があると、汚れを気にせずモノが置けたり、ちょっとしたDIYスペースとして、またストーブ置き場としてなど、多目的に使うことが出来ます。こちらのように土間玄関とリビングが繋がるデザインは、居住空間を広々とみせてくれます。
こちらも土間玄関がリビング繋がる住まい。この様にすぐにリビングへと繋がる間取りは、来客の多い家庭にはもってこいの玄関デザインかもしれません。必要にあわせて、引き戸で仕切ることができるので、夏や冬等の冷暖房効率も良さそうですね。リビングの延長として土間玄関に椅子や植物を飾ってみましょう!
砂利と飛び石のアプローチを進み玄関に向かうと、茶室の開口部からの明りと飾りが目に入ります。上品な玄関デザインの印象に仕上げるには、選ぶ砂利の種類や色、大きさにもこだわってみましょう。黒い那智石は和の上品さを加えたり、白い砂利ならば静謐な雰囲気を演出したりすることができます。
こちらは黒いタイルと白い砂利のコントラストが美しい玄関アプローチ。グレーやモノトーンは間延びし易く平坦な印象にし合ってしまうことがありますが、こちらのようにモノトーン・木材・間接照明の組み合わせによってエクステリアにポイントをつくっています。照明や植栽、カラーで空間のアクセントとなるフォーカルポイントをつくってみましょう。
こちらの玄関デザインは、オープン外構からダイレクトに視線に入るコンクリート外壁と光のグラデーション、そして室内の植物が印象的です。玄関扉を開けると、まるで屋外の様なモルタル床のアプローチが続き、脇には植物が植えられています。内と外が繋がった様な玄関デザインが、この住まいの個性をつくっています。
こちらも内と外が繋がった様な玄関デザイン。モルタル床の室内空間には、砂利の庭や踏み石、植物が植えられており、内と外が緩やかに繋がり、常に森を感じることのできる空間をつくり出しています。「自然を感じ、四季を楽しむ」そんなこの家のコンセプトは、玄関デザインから始まっています。
こちらの玄関デザインは、出入り口としてだけでなく、各部屋へと繋がる中心的な場所として機能します。クライントの趣味であるアウトドアやバイク関連のモノを置く場所としても活躍します。また南北の両方に設けられた出入り口から爽やかな風や採光が通り抜け、住まいに気持ち良い空気を取り入れてくれます。