グレー外壁が人気の理由は?15の実例とそのメリットを知ろう!

A.Imamura A.Imamura
古城ヶ丘の家, HEARTH ARCHITECTS/ハース建築設計事務所 HEARTH ARCHITECTS/ハース建築設計事務所 モダンな 家
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家の外壁の塗り替えで、一番選ばれている色とは何色かご存知ですか?「白」と答えた人は、驚くでしょう。実は、グレーの外壁が一番の人気を誇ります!灰色は中間色でぼんやりとしたカラーですが、近隣環境に馴染みやすい色であることから、外壁に多く選ばれています。今回は、そんなグレーの外壁を検討されている方にとっては耳より、グレー外壁をお洒落に仕上げられるポイントをご紹介していきます。

中間色・グレー外壁でイメージが広がる

灰色は、白と黒の間の色で幅の広い中間色です。明暗濃淡などのわずかな違いを楽しむ日本の色彩感覚に好まれる色と言えるでしょう。この中間色であるグレー外壁の家は、その色の幅の広さから周辺環境に馴染みやすく、時間帯によってグレー外壁の明暗濃淡が住まいに異なる表情を見せます。

写真撮影:塔本研作建築設計事務所


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グレー外壁の無彩色でつくる近未来的なファサード

灰色は、無彩色と呼ばれ、青、赤、黄といった色相を含みません。このようなモノクロカラーは冷たさや硬い印象を与えますが、外壁の素材質感でテクスチャーを加えると近未来的な印象や都会的なイメージをつくることが出来ます。例えば、こちらの住まいは、正面から眺めれば異なる四角形が連なるモダンなフォルム。マッドなメタル感と打ち放しコンクリートの明るめのトーンがどこか未来的な印象です。


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シンプルラインを惹き立てる

グレー外壁は、選ぶ明度の違いで様々なバリエーションが生まれます。例えば、白に近いライトグレーか黒に近いダークグレーなど好みに合わせて個性を出すことができます。こちらは外壁が片流れ屋根と箱型のシンプルなファサード。無彩色のダークグレー外壁を選び、外観フォルムをより惹き立てます。ガルバリウム鋼板の無機質な質感でさらにすっきりとしたモダンな印象を与えています。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

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グレー外壁の最大のメリットは、汚れが目立ちにくい

灰色の外壁が人気の理由は、中間色は汚れが目立ちにくいことが理由にあります。こちらの住まいは、

灰色の大判サイディングを使用しセメントパネルのような仕上げに。シンプルな面で構成された正面ファサードの汚れが目立ちにくいので安心です。


周辺の景観に馴染みやすいというメリットも

コンクリートやアスファルト、電柱、塀など、これらの色は一般的に中間色の灰色です。そのためどんなに個性的なファサードでもグレー外壁を用いると周囲の景色に馴染みやすく、家だけ周囲から浮いて見えるといったことを避けることが出来ます。

グレーのツートーンカラーで特徴を持たせる

奈良の住宅地に立地するこちらの住まい。周辺環境から閉じ過ぎず、適度に開放的で豊かな空間を目指してデザインされたこの住まいの間取りは、土間、収納と水廻りからなるボックス型の居室空間が組み合わさるように構成されています。それぞれのボックス型は、グレー外壁の色合いや外壁素材を違えることで外観に特徴をもたらしています。

光の当たり具合などを確認して

グレー外壁は、光の当たり具合などで色合いが変わって見えます。あまり暗い印象にならないように立地環境を見てトーンを決めましょう。こちらの住まいの正面ファサードは、開口部が一か所にまとめて設けられシンプルに。夕暮れ時に窓から漏れる照明は、グレー外壁に日中とは異なる表情を与えます。

写真撮影:平井美行/平井美行写真事務所

グレー外壁と格子戸の組み合わせ

箱型の正面ファサードを特徴づける縦格子は、断面形状を変えて、採光と風通しを良くしています。控えめなデザインですが、グレー外壁と格子戸の組み合わせで、おしゃれな変化を加えています。

ぼんやりとした印象にならないようアクセントを加えて

こちらは、三角屋根が印象的な住まい。ダークグレー外壁は、屋根勾配にあわせ角度を付けて貼られておりスタイリッシュなアクセントを加えています。選ぶトーンによっては、ぼんやりとした印象になってしまいがちですが、このようなアクセントを加えると引き締まって見えます。クレジット: 中村絵

グレー外壁で気を付けておきたいポイントは?

中間色である灰色は、周囲の家の色彩に影響されやすいカラーでもあります。例えば、隣の家の外壁が鮮やかな家だった場合、灰色の住まいは、実際の色よりも暗く見えてしまう場合があります。灰色の外観を選ぶ際は、家隣のファサードデザインやカラーを事前に確認しておきましょう。

周囲にグレー外観が多い場合は?

逆に、例えば昔ながらの古い町並みが残る立地や、周りの家もグレーや、淡い灰色の家が多い場合は、濃いグレー外壁を選ぶことで、景観に馴染みつつ主張することができます。中間色は、良くも悪くも周囲の外観に影響されてしまうことを覚えておきましょう。

グレーと木の組み合わせでリズム感を

通りからから見る正面ファサードは、迫力のある片流れの大屋根が特徴的です。グレー外壁のスッキリとした直線的なフォルムに木素材の温かみが加えられ、心地のいいモダンなバランスをつくります。このように差し色にもこだわってみましょう。

色の組み合わせ次第で印象が変わる

こちらのモダンなファサードの家は、目の前に線路が走る立地に位置しています。線路の防音壁を踏襲したセメント板の外壁と、下部の白い外壁が爽やかなコントラストをつくります。明度が高い色をあわせると清潔感や爽やかな印象が生まれ、一方、明度が低い色と組み合わせると都会的な印象や重厚感を与えることが出来ます。

濃いグレーの外壁と黒の組み合わせ

周囲に淡い灰色の外観が多い住宅地に立地するこちらの住まい。ダークグレーの外壁を選んで周辺環境に馴染みながらも住まいのインパクトを主張します。例えば、濃いグレーの外壁と黒の組み合わせは、洗練されたデザインに仕上がります。こちらの様な片流れや平らな屋根の住宅に馴染みやすいカラーです。

ツートーンカラーで主張を持たせる

灰色にブルーやピンク、イエローなどの色味を足してみましょう。ツートーンからは、周囲の家との調和を取り易くします。周りの外観になじむだけでなく、灰色の無機質な印象に主張を持たせることもできます。上下で分けたツートーンからは、水平ラインが強調され落ち着きのある佇まいも一緒に演出できます。

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