和室の天井にこだわりを!素敵な和天井の実例15

A.Imamura A.Imamura
タテの家, SSD建築士事務所株式会社 SSD建築士事務所株式会社 クラシックデザインの リビング
Loading admin actions …

自宅の和室天井デザインに注目してみたことはありますか?壁や床同様に、空間の印象を決める大事な要素の一つが天井です。これまで天井に注目してこなかった方は、是非、一度自宅の和室天井を眺めてみてください。特に和室天井は、日本独自の伝統的な張り方や素材などが多くあります。今回は、そんな和室天井の素敵な実例15を紹介していきます。

和室天井をグレーのモノトーンで

和室天井をモノトーンでシンプルにまとめた空間。天井全体を黒やグレーにするのは抵抗のある方も、小さな和室空間だけなら取り入れやすいですね。黒やグレーは圧迫感が出やすい色ですが、座ったり寝転んだりして過ごす姿勢の低い和室の天井ならば、ちょうど良い居心地よさが生まれます。


「住まいの写真」ページでは様々な種類の和室を紹介しています。◀

※ 和室の写真ページ

和室天井を柔らかいベージュで

フローリングのリビングとつながりのあるこちらの和室。リビングと和室をほどよく仕切る収納や引き込み引き戸で完全に仕切ることもできます。和室天井はリビングと緩やかに繋がりを感じられる淡いベージュが選ばれています。


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

homifyに登録している建具屋 

小上がり畳と折れ下げ天井で居心地よく

大きなLDKに設けられた小上がり和室。リビング空間は高い天井と吹き抜けで開放感を感じられるように。一方、小上がり和室の天井は、居心地の良さや安心感が生まれるよう折れ下げ天井が選ばれています。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 大屋根の家25軒!

伝統的な網代天井で上品さを

こちらの和室天井は、勾配屋根に伝統的な網代天井を選び空間に上品なアクセントを加えます。網代天井は、木を模様に編んだ板状の内装建材で、和のイメージで多く使用されます。素材の厚みや、編み込むことで生まれる立体感が特徴的です。

組子障子の照明で

こちらは、茶室用の本聚楽壁です。天井は組子障子のオリジナル埋込照明が設けられています。組子障子は、細い木片を釘を使わずに組み合わせることで、緻密な幾何学的紋様を生み出す木工の伝統技法の一つです。和室の欄間や障子などに用いられ、美しく柔らかい光を演出してくれます。

格式と伝統を感じる格天井

こちらの和室天井は、伝統的な格天井に。建具の一部には解体した既存住宅の建具が再利用されています。格天井とは、太い木を井桁(いげた)状に組み、上に板を張った天井です。格式のあるデザインに仕上がりますが、重厚感があるので、一般住宅では使われなくなっていますが書院建築や寺院建築で多く使われています。

クレジット: 宮崎豊・MDS建築研究所 Yutaka Miyazaki, Miyazaki Design Studio

リビングから続く羽目板天井で統一感を

リビングから和室がすっきりと繋がるこちらの住まい。リビングと和室天井は、羽目板天井で大きく繋がり空間に統一感を与えています。木目模様を縦方向にすることで奥行きが生まれ、より空間を広く感じさせる効果があります。

茶室にトップライト

こちらの茶室はトップライトが設けられ、柔らかい光が美しく和空間を照らします。茶室や和室の窓は明かりを入れるだけではなく、換気や飾り、さらに亭主側と客側の関係など、全体のバランスに大きな影響を与えます。


モダンさと個性を与えるうねる天井

こちらは、個性的なうねる天井が壁まで連続する和室。本来は直線ラインが基調となる和空間に敢えて有機的な曲線を加えることでリズム感をプラスしています。このように和室の天井デザインにアレンジを加えることで、印象的な空間をつくることもできます。

クレジット: jo1q

網代船底天井でコントラスト

こちらは、網代船底天井の和室。その名の通り、船底をひっくり返して屋根にかぶせたような見た目をしていることから、網代船底と呼ばれています。艶のある深い色合いや網代の模様が、落ち着いた暖か味のある雰囲気を醸し出しています。

梁現しで

こちらは和空間のLDK。既存の天井を撤去し梁や小屋組をあらわしとしています。梁と小屋組の束は濃いブラウンで塗装され落ち着いた印象に。小上りのリビングは「茶の間」として家族の憩いの空間として機能します。

葦簀張りと手透和紙貼りの壁で

こちらの和室の天井は、葦簀張り(よしずばり)です。朱色の壁は手透和紙貼りで上品かつ印象的に。

葦簀張り(よしずばり)とは、材料に細く割った竹や葦などを並べて糸で編んだものです。多くは、日よけや目隠しなどの目的で使われています。

和室天井を蒲天井で柔らかく演出

こちらは、二間続きの和室です。壁は珪藻土で天井は蒲(ガマ)が張られています。敢えて天井の照明を避け間接照明を用いることで、美しい蒲天井の質感が空間に浮かび上がります。数寄屋建築の茶室などに多く用いられる蒲天井は、和モダンの空間にもしっくりと馴染みます。

網代天井と琉球畳でスタイリッシュに

こちらの和室の天井も伝統的な網代天井が用いられています。市松模様に敷かれた琉球畳がスタイリッシュな和空間をつくります。網代天井は現代的な和モダンの空間にもマッチするので、琉球畳との相性も抜群です。


木製ルーバーで奥行きを演出

こちらの和空間は、無彩色の畳や壁に対して、天井を木製ルーバーとすることで、重厚感と奥行き感を与えています。柔らかい天井照明が空間に暖かみのある印象を与えるとともに、空間全体のアクセントにもなっています。

素敵なインスピレーションは得られましたか?是非、コメントを書いて下さい!

住宅建設や家のリフォームをお考えですか?
ぜひご連絡下さい!

注目の特集記事