座りたくなる窓辺を創る: アグラ設計室一級建築士事務所 agra design roomが手掛けたダイニングです。

安らぐ大きな窓!記憶を引継ぐ和モダンの家

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昔から今も変わらない土地や家で住み継ぐと、建物も老朽化しますよね。幼少期に過ごした家の記憶はできれば残したいものですが、やむなく建て替えなくてはならない時、どんな風にそんな記憶と思い出を残しながら、新たな価値を加えて建て替えることができるのでしょうか。そこで今回ご紹介するのは、先代から守り続けてきた「蔵」を受け継ぎ、改修して新たに住まうという計画を持ったお施主さんの住処。しかしながら、その老朽化はただ改修するだけでは叶う事はできませんでした。アグラ設計室一級建築士事務所が提案したのは、新たな要望である「大きな窓」を加え、「蔵」の記憶を残すような住まいでした。親にとっては懐かしさの残る外観、子供たちにとっては新たな住まいの記憶となるようなそんな住宅が完成しました。

記憶を残す夕景の外観

場所は岐阜県に建つ本住宅。お施主さんは陶芸家という事もあって、和の雰囲気と作品を住空間に添えられるような住まいとなりました。夕景に見る新たな住宅外観は窓から漏れる灯りが、外壁の質感やウッドデッキのもつ木の温かさを柔らかく照らしてくれています。小上がりのウッドデッキやそこにかかる大きな庇は製陶工場へ出入りするトラックからの視線をカット。家族が安心して過ごせる配慮です。

「蔵」の役割を終える以前の外観

築百年を迎えていた以前の「蔵」。お施主さんの希望は改修という方法で記憶を残す事だったようですが、その百年の年月と共に老朽化した「蔵」は安全性等から新たな形で「記憶」として残すほか無かったようです。しかし、その新旧の外形は親世代にとっては懐かしさのあるフォルムであり、子世代には新たな記憶を築くフォルムとなるはずです。

新たな憩と安らぎの窓

東南に向かって大きく開く開口は新たな住宅の大きな記憶になるであろうポイントの一つです。大きな開口と軒の深い庇によって、夏の強い日差しはカット、冬の温かい日差しを取り込む、機能的で常に心地よい居場所となるはずです。ゆとりを持ったそのウッドデッキは子供たちが寝転んだり、遊んだりできる、まるで室内の延長のような感覚で過ごすことができます。機械的な空調を感じるよりも、日ごとに移り変わる自然の空調を肌で感じることのできる場所です。

のんびり座りたくなる窓辺

小上がりのデッキと繋がる便利な収納可能なベンチ。室内と室外の境目でもあるその場所は、キッチンで料理する家族や外を歩く猫、空を飛ぶ飛行機など色んな周りのアクションを楽しむことができそうです。そう、ただ座っているだけで人や動物、自然の動きを観察しながらのんびりと過ごしたくなる場所。暑い、寒い、明るい、暗い。様々な事を感じられる居場所は住空間の大切な要素の一つかもしれません。

薪ストーブを囲む家族の空間

お施主さんの希望の一つに、「陶芸用に樫の木の灰を釉(うわぐすり)として使う、灰を自分で作りたい」というものがあったのだそう。そんな灰を生み出すのにも役立つ薪ストーブは、吹き抜けのあるリビングや奥の和室まで、住空間全体をじんわり心地よく暖めてくれます。和室には焼き物がそっと飾れるような壁面収納棚が。和モダンなインテリアにシンプルに収まる様は上品な雰囲気です。

古材を活かした外構

外構周りを華やかにしてくれるのは、「蔵」で使われていた基礎石などの懐かしい材。その古びた質感は親世代には心落ち着くアイテムでもあり、和モダンな新たな住宅に味わい深い華やかさをプラス。和の雰囲気がより一層深まるようです。植えたての植栽もいずれそんな味わいある材に馴染むように成長する楽しみが生まれます。家族が持つ大切な「記憶」や「想い」を可能な限り散りばめた住まいはまた新しい「記憶」となって受け継がれるものでしょう。

【和モダンについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ 和モダンな住まいにする6つの方法

※ 和風モダンの魅力 

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