西洋建築様式探索!ビザンティン様式からバロック様式まで

A.Imamura A.Imamura
Geraldine Oliva クラシックデザインの リビング
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あなたは建築に興味がありますか?もし答えがYESならば、やはり西洋建築様式を知っておいた方がより建築探索を楽しめるかもしれません。美術授業のおさらいになるかもしれませんが、西洋建築様式にはたくさんの種類があり、時代によってその特徴が大きく異なります。今回は、ビザンティンからバロックまでの西洋建築様式を簡単にご紹介していきます。

西洋建築様式は、ビザンティン様式から

ビザンティン様式は、現在のトルコ、イスタンブールの前身であるコンスタンティノープルにおいて発達した建築様式です。ビザンティン帝国は、4世紀ごろに始まり15世紀中ごろまで栄え、キリスト教が広まっていくと同時に、ヨーロッパだけでなくロシアや西アジアといった地域にも発展を遂げていきました。もちろんイスラーム建築にも大きな影響を与えています。特徴は、正方形またはギリシャ十字形の平面、ドーム、金地の華麗なモザイク、美しいモザイク壁画や大理石の張石などです。


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ビザンティン様式の見分け方

東ローマ帝国時代の首都であるコンスタンティノープルは、現在のイスタンブールに位置しキリスト教を国教としていため、ビザンティン建築の聖堂が多く残っています。イスラム建築だと勘違いしがちですが、現存するビザンティン建築の聖堂はムスクとして利用されています。イスタンブールの街の眺望の中で、大きなドームを見つけることが出来ればビザンティン様式だと思ってもいいでしょう。


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幻想的なロマネスク

10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパに広まったロマネスク様式は、ゴシック建築に先行します。半円アーチや重厚な壁、ボールトを用いるといった特徴を持ち古代ローマ建築の影響を色濃く残します。精巧な装飾が多く、名称のロマネスクは「ロマーン(roman)」に由来します。


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フランスから花開いたゴシック建築

ゴシック様式は、12世紀後半から花開いたフランスを発祥とする建築様式です。後期ロマネスク建築のいくつかの要素を受け継ぎながら発展したゴシック様式の特徴は各国で多少異なりますが、尖頭アーチ、飛び梁、ヴォールトなどが共通しています。

リブ・ヴォールトの役目

「リブ・ヴォールト」とは、ゴシック建築でよく天井に用いられます。ヴォールトは、日本語では穹窿と言います。リブ・ヴォールトは、尖頭交差天井による天井の補強で、これを用いることで天井を軽量化することができます。そのためゴシック建築では、広い天井を持つ空間や高い塔が実現できたのですね。19世紀には、このリブ・ヴォールトの工業的な側面が再注目され、ゴシック・リバイバルが現れました。

古代ギリシャ・ローマの再現を目差したルネサンス様式

ルネサンス様式は、14世紀から16世紀にイタリアを中心としてヨーロッパに広まりました。ルネサンスとは、再生を意味し、古代ギリシャ・ローマの再現を目差しました。その様式は、新しい表現や技術の展開などに大きな影響を与えたと言われています。垂直を強調したゴシック様式に対して、水平線の強調が特徴。丸いアーチが室内や建物に多く見られます。

ルネサンス様式とゴシック様式の対立

CASCA 地中海デザインの テラス

このルネサンス様式では、シンメトリーや調和、幾何学等が用いられ、それに対してゴシック様式は、混乱や無秩序が支配する野蛮な様式だとして侮蔑の意味を込めて「ゴート族の様式」と呼ばれるようになっていきます。

歪んだ真珠を意味するバロック様式

バロック様式は、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパに広まりました。端正な調和を重んじるルネサンス様式に対して、バロック様式は動的で華麗な装飾性に特徴があります。バロックとは「歪んだ真珠」を意味し、初期の装飾過剰で大仰な建築に対する蔑称として使われていましたが、後に傾向を指す様式名として定着しました。

迎賓館赤坂離宮にもみられるネオ・バロック

多くの様式氾濫期と言われる19世紀になると、バロック建築は国家建築を飾るのにふさわしい様式として再び復興します。それをネオ・バロックと呼びます。日本では、迎賓館赤坂離宮がネオ・バロック建築として有名ですね。

帝国主義的ナショナリズムと繋がったネオ・バロック様式

ネオ・バロック様式は、帝国主義的ナショナリズムの顕示として現れたバロック建築様式のリヴァイバルです。国威発揚や産業社会発展期の自負と意欲と共に第一次世界大戦まで国家建築に用いられます。ベルリンの国会議事堂もネオ・バロック様式です。

歴史的建築様式を現代の住まいに取り入れるには?

近代の始まりと言われるルネサンス様式は、現代の住まいにも取り入れやすいかもしれません。家具は、それまでの硬いオークからウォールナッツが主流となっていきます。華美な装飾が施されていますが木材の色がそのまま活かされた家具が多くあります。柔らかいアーチの窓や幾何学は、現代的な住まいにも部分的に取り入れやすい要素です。

美しさを残して現代的に改修

古いシュスターヴィラを5つの高級アパートメントに改装した建物。美しい木の壁の装飾や暖炉、床は改修で美しく残しながら、キッチンやバスルームなどは現代的なライフスタイルと利便性に沿うようにリノベーションされています。

ネオクラシック・バロックのインテリア

こちらはネオクラシック・バロックのインテリアの住まい。ネオクラシカルは、床はつやのある板張やマーブルの大理石が特徴です。壁面は漆喰やストレートラインのウッドパネルが典型的なイメージですが、装飾モチーフは、ストライプや花、果実、葉などを組み合わせて曲線的・有機的な月桂樹や楽器、アラベスク模様などが用いられます。

シャンデリアを取り入れて

シャンデリアの歴史は、ヨーロッパのギリシャ・ローマ時代にまで遡ることができます。現代のようなデザインになったのは、凡そ18世紀頃と言われています。日本には明治以降、洋風建築と共に移入され、西洋建築には必ずと言っていいほど配置されます。日本では、華奢な装飾と曲線が美しいマリアテレジア型シャンデリアの人気が高いですね。

バロック様式のアパートメントのリノベーション

こちらの住まいは、バロック様式のアパートメントのリノベーションと家具を設置した住まい。朱色の壁やゴールドの華麗な装飾性が強いインパクトを室内に与えています。19世紀に国家としての貫禄を映すために流行したスタイルだけあって、やはり贅を尽くした貫禄や威厳が感じられますね。

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