平屋で暮らす、ゆとりと生活を楽しむ住宅デザイン7選

A.Imamura A.Imamura
GODO 神戸町の平屋, 武藤圭太郎建築設計事務所 武藤圭太郎建築設計事務所 モダンな庭
Loading admin actions …

平屋住宅は、コンパクトであっても住みやすいシンプルさが魅力です。家族との距離感を大切にしたい人、シンプルに住まいたい人、または安心感のある終の棲家を建てたい人など、幅広い年齢層に人気の住宅デザインです。今回は、素敵な7つの住まいをご紹介しながら、平屋でのゆったりとした暮らしについて考えていきましょう。

1:平屋住宅の美しい外観

平屋住宅の外観の魅力は、何といってもそのシンプルな佇まいにあるのではないでしょうか。こちらの梶浦博昭環境建築設計事務所が手がける住まいは、建築の美しい構造が外観からも感じられる住宅デザインを意識しています。軒天の化粧垂木が効果的なアクセントになっていますね。日本の四季の移ろいに自然と馴染む落ち着いた佇まいがホッとさせてくれます。


「住まいの写真」ページでは様々な種類の家を紹介しています。◀

※ の写真ページ

1:平屋の天井勾配を利用した開放感のある室内

梶浦博昭環境建築設計事務所の手がける平屋住宅の室内を見てみましょう。二階部がないので、一階のLDK空間は屋根の形状を利用した勾配天井によって自然と天井高が高くなり、それによって開口部も大きくなります。明るい採光と開放的な空間がつくられています。


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

 homifyに登録している工務店・建設会社

2:バリアフリーの平屋住宅デザイン

終の棲家に平屋を選ぶ人には、是非おススメしたい家族みんなに優しいバリアフリー住宅。こちらはタクタク/クニヤス建築設計が手がけました。車椅子で車庫から玄関にアクセスしやすいよう緩やかなスロープが設けられています。雨天時でも不便が無いよう配慮され長くのばされた屋根が嬉しいですね。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 お勧めの平屋の家40軒

2:車椅子使用を最大限に考慮した仕様に

このタクタク/クニヤス建築設計が手がけるバリアフリー住宅の床は、車椅子で出来る床の傷も許容できるようラフなオーク無垢材を使用しています。廊下や扉は車椅子が通りやすい仕様に。引き戸のハンドルの高さも通常よりも低い高さに設けられています。多くの時間を過ごす和室は、車椅子に乗り降りしやすい小上がり和室をデザイン。引き戸を開けると全ての部屋が繋がるシンプルな間取りが提案されています。

3:おしゃれな平屋がつくる個性

こちらは武藤圭太郎建築設計事務所が手がけるおしゃれな平屋。平面的に斜めに振った壁と片流れの屋根というシンプルな構成ながら個性あるおしゃれな平屋外観をデザインしています。ゆるやかに流れる片流れ屋根は大きな庭と周辺の環境と相まっておおらかな佇まいを演出しています。

3:庭と繋がるLDKの間取り

このおしゃれな平屋住まいの中心は、大開口部のあるリビングです。南側に位置する庭に向かって大きく台形に開いた大開口部は、室内と外部を連続させ庭の眺めを暮らしに取り込みます。夏の日差しから住まいと家族を守る長く伸びた軒天は室内天井と同素材で続いており、自然と軒下スペースがLDKの延長として使い易くなっています。

4:優しく立地にあわせるデザイン

こちらは千田建築設計が手がけるおしゃれな平屋リフォーム。30年前に開発されたニュータウンで子世代が家を離れた夫婦の為に建替えされました。屋根は大きくねじれていて、人通りのある遊歩道へは低く、道路側へは背の高い構えで街並とのスケールに優しく対応した屋根をデザインしています。

クレジット: Yuki Chida

4:過不足なくコンパクトに暮らす

この千田建築設計が手がける住宅は、木をふんだんに使用した居住空間が魅力です。吹き抜けのリビングダイニングとサンルームが中心の間取りです。夫婦の終の棲家としてシンプルに生活を楽しむための住まいとしては、このようなLDKを中心とした地上階だけで暮らせる住宅デザインが相応しいですが、さらに子世代の来客時や将来的に子世帯が住み継ぐなどといった家族構成の変化を受け入れる余裕を持たせることで、積極的に家を長く使い続けられる住宅デザインが提案されています。

5:奥行25mの敷地に建つ静寂と中庭の家

こちらは前田工務店が手がける間口7m奥行25mの奥まった敷地に建つ住まい。三階建の建物に囲われたこの敷地を利用してつくられた緑豊かな前庭を通って玄関へとアプローチする上品な佇まいは、住宅地に位置することを忘れさせてくれる静けさを演出します。

5:室内に広がる中庭

このエントランスを抜けると更に中庭へと続き、そしてリビングへと繋がります。玄関・中庭部には屋根のついたスペース脇に一息のつけるベンチスペースが設けられ、来客との語らいの場として活躍したます。庭へと視線が抜けることで内と外が交互に連続し、更なる奥行きが演出されています。

6:水害に強い住宅デザイン

こちらは土居建築工房が手がける住まい。逆台形の外観が個性的な印象です。宮島の海岸に近いこの敷地は過去に台風で床下浸水があった経緯により、水害対策のために建物は道路より1M上げられています。宙に浮いたイメージの外観はまるで船のようですね。

6:ボートハウスのコンパクトな室内

平屋造りですが地面から1M上げられているので窓からの眺めは、通常の一階部とは異なる景色が広がります。床や壁はシナ合板で仕上げた船底をイメージした空間をつくり、両サイドの壁が傾斜することで空間の広がりをつくりだしています。LDKはコンパクトにすっきりとまとめられ、将来的に子供が大きくなった時のことを考え造作収納家具で区切れるように考慮されています。

7:大工さんち

こちらのMURASE MITSURU ATELIERが手がける「大工さんち」と称されたこの住宅は、大工として働く施主自らの技を表現すべく施工が行われています。切妻屋根と焼きスギ縁甲板とガルバリウム鋼板張りで仕上げられたシンプルな外観に。三棟はウッドデッキや中庭で繋がります。

7:日本の環境に馴染みある木造家屋

室内は、杉板張り天井や温かみのあるウォルナットの無垢板フローリング、そして珪藻土塗りで仕上げられた壁が温もりある空間をつくります。特に日本の環境に馴染みある木造平屋は、建築家の発想力と大工の伝統的な技が詰まった住まいとなりました。

気になる建築費用は?

近年人気の「中庭のある平屋の家」ですが、費用が高くなってしまうポイントはいくつかあります。特に中庭の有無や間取りにより、広い土地を必要になり土地の購入費用がかかったり、また基礎工事面積の増・屋根面積の増・外壁面積の増などが挙げられます。自分がどのような平屋住宅で暮らしたいのかよく考えながら、建築家に一度相談してみると良いでしょう!

素敵なインスピレーションは得られましたか?是非、コメントを書いて下さい!

住宅建設や家のリフォームをお考えですか?
ぜひご連絡下さい!

注目の特集記事