大工も選ぶ平屋住宅。世代を超えて愛される人気の理由は?

A.Imamura A.Imamura
切り妻屋根の平屋の家, 青木昌則建築研究所 青木昌則建築研究所 日本家屋・アジアの家
Loading admin actions …

今人気を集めている平屋住宅とはどんな家なのでしょう?平屋造りの住まいは、一階建てのシンプルな家です。階段がないのでバリアフリーのシンプルな平屋造りを終の棲家として選ぶ高齢者も多いですが、ライフステージが変わる20代や30代の若い層でも一生住める住まいとして人気があります。今回はそんな人気の集まる平屋住宅の魅力をご紹介していきます。

平屋住宅、大工も選ぶ一階建て住宅とは?

こちらのモノトーンのシックな平屋住宅は、なんと大工さんが施主です。切妻屋根と焼きスギ縁甲板とガルバリウム鋼板張りで仕上げられたシンプルな外観が素敵ですね。室内は杉板張り天井や温かみのあるウォルナットの無垢板フローリング、そして珪藻土塗りで仕上げられた壁が温もりある空間をつくります。大工さんと建築家の知恵と技、そして2つの中庭が醸し出す落ち着いた平屋住宅は家族の暮らしを長く温かく見守ります。

「住まいの写真」ページでは様々な種類の家を紹介しています。◀

※ の写真ページ

大工さんの家の間取り

建築家MURASE MITSURU ATELIERによって建てられたこの大工さんの家は、三棟の間に二つの中庭が設けられ、回廊でそれぞれが結ばれている間取りです。このように中庭を二つ設けてることによって、居住空間の分離を明確に行うことができます。自然光がそれぞれの中庭を通じて屋内に入り込むので、カーテンのいらない暮らしも実現できますね。

柏の平屋住宅 ー のんびり、ゆったりと。

平屋住宅の間取りは二階がないため、天井空間を高くとり開放的な空間を演出することもできます。トップライトで自然光を天井から取り入れることができるので明るい室内が出来上がります。こちらの平屋住宅の間取りは、更にその点を利用してサンルームを設置し、キッチン・ダイニング・サンルームがゆったりとしたスケールで繋がります。一階部分しかないので居住スペースが制限されてしまうのではと心配ですが、寧ろ階段スペースがない分無駄のない間取りになる利点があります。

クレジット: Yuki Chida


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

 homifyに登録している工務店・建設会社

柏の家 ー 変化していく住まいの在り方を選択できるように

この千田建築設計の手がける一階建て住宅は、子世代が家を離れた夫婦の為に建替えでつくられました。夫婦が老後を楽しむ為の住まいとしては地上階だけで暮らせる間取りが相応しいですが、来客の為のスペースや、将来的に子世帯が住み継ぐなどの家族構成の変化を受け入れる余裕もあると良いという点でもこの高い天井高と、増築の余地を残した庭が計画されています。親世代、子世代、そして多様な住まい方によって変化していく住まいの在り方を選択できるということは大切な考え方ですね。

クレジット: Yuki Chida

北リビングの家 ー みんなに優しいバリアフリー設計

ワンフロアの一階建て住宅は、効率良く負担が少ない生活動線をつくることができます。荷物を二階に運ぶ必要もなければ、洗濯物を干すためにベランダへ行く必要もありません。家の中での上り下りがないだけで家事の負担が減り、また階段での家庭内事故の心配もありません。ゆとりある間取りは、車椅子の人や高齢者などに優しいシンプルな間取りや余裕のある廊下スペース、そしてバリアフリー空間を実現できるので、ライフステージが変わっても長く住める住宅となります。

クレジット: 撮影者クレジット:イクマサトシ(Techni staff)

北リビングの家 ー 自立支援とバリアフリー設計

ISDアーキテクト一級建築士事務所が手がけるこの北リビングの家は、車椅子生活となった奥様と御主人二人の終の棲家として計画されています。手入れの行き届いた庭がのぞめる良好な環境を十分に活かす大開口のオープンな内部空間に加え、大きな庇を設けることで雨の日でも縁側を望んだり、車への移乗が容易にできるように考慮されています。そこには奥様の残存能力のみで生活できるように配慮されたバリアフリー設計住宅の基本方針が見えます。バリアフリー設計とは「身体に障害があってもある程度の自立が出来ること」が基本です。高齢者や障害のある人の自立支援と、そして介護する人や同居する家族をサポートするみんなのためのデザインは、長く快適に住まう家の秘訣ではないでしょうか。

平屋住宅の間取り、中庭で繋がる明るいコートハウスプラン

こちらの平屋住宅の間取りは、東側の道路側からアプローチ、そして玄関を東に設け、日の当たる南にはLDK、西に水廻り、北に子供部屋を配置し、その中央には中庭が設けたロの字型プランです。中庭を中心としたコートハウスはそれぞれの居室に光と風を効率よく導きます。またそれぞれの居室が一体的につながるので、より広く開放的な空間にみせる効果があります。


【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 木造建築の温もりと癒し

ライフステージの変化に対応しやすいフレキシブルさ

家の二階部分を子ども部屋にしていたけれど、子どもが独立した後は物置状態で使用していないというのは、どの住まいでも聞く話です。すべての部屋がワンフロアに集まっている一階建て住宅は、将来的に空き部屋が出来ても有効的かつ安全に活用することができます。こちらの住まいは「LIXIL MEMBERS CONTEST 2017」新築部門で敢闘賞受賞した家。なんと玄関廊下とリビングが一体化しており、空間は引き戸でフレキシブルに仕切ることができます。こんな大胆でオープンな間取りが実現できるのもシンプルな平屋住宅の魅力ですね。

長期的な目線で修繕費用の削減を考える

こちらは高さを低く抑えた切り妻屋根の軒先が水平に伸びる伸びやかな外観の住まい。一階部分しかないので、二階建てや三階建てに比べて高所の修繕作業がない平屋住宅は、人件費や工事期間など家の修繕費用を安く抑えることができます。どの家も修繕費用はかかるもの、それを長期的に見るとシンプルな一階建て住宅の方が数十万円のコストカットを見込めるかもしれません。

大きな切妻屋根で太陽光発電ができる

これまで見てきた一階建て住宅の多くは、大きな切妻屋根が特徴的でしたね。この一階建て住宅の特長の一つでもある大きな切妻屋根を利用して、太陽光発電システムを搭載する人も増えています。こちらの住まいもその一つです。省エネを実現できるメリットに加え、設置や発電システムのメンテナンスがしやすいことも利点です。


◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆

※ homifyに登録している建築家のリスト 

素敵なインスピレーションは得られましたか?是非、コメントを書いて下さい!

住宅建設や家のリフォームをお考えですか?
ぜひご連絡下さい!

住まいのデザインを見つけよう!