生業と共に刻まれた歴史、手斧削りの美しい梁組み: 吉田建築計画事務所が手掛けた家です。

屋根の素材と種類まとめ

A. Imamura A. Imamura
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屋根素材と屋根の形状にはお詳しいですか?意外に知っているようで知らない屋根事情。知っておくと新築時やリフォーム時に参考になります。そんな今回は基本的な屋根の種類と屋根素材についてご紹介します。

片流れ屋根/ガルバリウム鋼板屋根素材

こちらは、若山建築設計事務所が手がける「大羽根園の家」。南面にある公園に向かって軒を下げる片流れ屋根のフォルムが、しっくりと景観に溶け込んでいます。片流れ屋根は、切妻屋根を棟の沿って真っ二つに切断した形状の屋根で、新築の屋根では最近多く見られるスタイリッシュなイメージの屋根です。小さな敷地でも合理的でお洒落な住宅に見え、また太陽エナジーパネルの設置も可能な点で、若い世代の夫婦を中心に需要が高まってきています。

そんな片流れ屋根素材に最も適したものは、「ガルバリウム鋼板」と言われています。ガルバリウム鋼板の素材とは、ガルバリウム鋼板に石の粒を吹き付けた素材で、今最も注目を浴びている屋根素材です。耐久性があり、基本的にメンテナンスは不要と言われています。デメリットは、新しい素材なので施工時技術・施工不良の懸念と比較的高いコストが挙げられます。

切妻屋根/スレート屋根素材

こちらは、TSC ARCHITECTSが手がける三重の山間部に建つ切妻屋根の家です。切妻屋根を活かした特別な外観の家に仕上がっています。家全体に覆いかぶさるように広がる大きな切妻屋根は、「ORIGAMI」と名付けられ、紙を折って家に被せたような形で、夏の直射日光を避けたり、冬の強い季節風から屋根が家を守る役割を果たしています。

切妻屋根には、石粒付ガルバリウムやスレート、日本瓦の屋根の素材が適しているといわれます。特に屋根素材の中でも「ストレート」は日本で最も多い屋根材です。スレート屋根の耐久は、20年から25年といわれており、メンテナンスは10年程度で塗装や棟板金交換が必要です。風や地震の影響で割れ易いと言われていますが、屋根素材の中でも非常に安価で、メンテナンスや屋根交換時にも経済的負担はそんなに大きくないといえるでしょう。

寄棟屋根/日本瓦

寄棟屋根は、屋根の最上部から4方向の屋根面が分かれている屋根を指します。その名の通り、屋根面を寄せて棟が切妻屋根より短くなっているのが特徴です。こちらは、吉田建築計画事務所が手がける90年の古民家の寄棟屋根。日本瓦の寄棟屋根に、白い漆喰と黒く塗られた簓子下見板張りの外観が美しく映えます。

屋根素材の中でも日本瓦は、古くから伝わる伝統的な屋根材で、50年から100年の優れた耐久性を保持します。瓦体が重いので、屋根が重くなるというデメリットはありますが、基本その優れた耐久性からメンテナンスが不要とされます。

陸屋根と屋上

陸屋根は、「ろくやね」もしくは「りくやね」と呼ばれ、一般的には屋上がある水平な屋根を指します。陸屋根は、屋上庭園やソーラーパネルの設置など屋上の有効利用ができる点や屋上までの階段を設ける場合、定期的な屋上の点検作業も容易に行う事が可能となり、メンテナンス時にかかるランニングコストの低減にも繋がります。最近では、屋上テラス活用のため鉄筋コンクリート構造での陸屋根を採用する住宅が増えています。一方で、屋根に傾斜がないことで、雪や雨漏りの際のデメリットがあります。陸屋根素材は慎重に選びましょう。

方形屋根を活かした安心感のある室内

方形屋根は、ひとつの頂点から四方へ同じ角度で傾斜した屋根のことです。寄棟の一種とされていますが、ピラミッド型屋根と説明すればイメージしやすいですね。屋根面が屋根頂上中央部に集まった屋根で、屋根の下にある部屋は、ほぼ正方形である必要があります。方形屋根素材には、ガルバリウム鋼板やスレートが適しているといわれています。こちらは、ミユキデザイン一級建築士事務所が手がける方形屋根を利用した平屋です。方形の屋根がふわりとかかった平屋の家は、天井が高く開放的な明るい室内空間、軒先は深く低めの落ち着いた空間で、安心感のある住まいを演出しています。

招き屋根/緑化

招き屋根は、切妻屋根の一方の屋根面を長くして もう片方を短くした屋根のことを指します。この招き屋根は、屋根面の片側が急こう配で片方の屋根上部に壁を作り、室内空間が高くなりロフトや天井裏の物入れスペースを作りやすい屋根形状と言えます。屋根の高さが段違いになっているので、雨漏りや強風、突風に強いです。雪が解けにくい北側の屋根面を狭くすれば、積雪量が減せますね。招き屋根素材には、石粒付ガルバリウム、スレートが適しており、またセメントや日本瓦でも応用できます。

こちらは、青木設計が手がける招き屋根の家。一方の屋根面は、高麗芝貼りの草屋根となっています。屋上緑化や屋根の緑化には、目をみはる断熱効果があります。夏場は特に、外気温と10度以上もクールダウン効果があります。屋根を緑化をすると、その断熱効果により夏場のクーラー代が削減できます。

屋根の種類と素材のメリットはいかがでしたか?是非、コメントを書いてください!
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