和室を彩るあたたかい灯10選

Nami Sasaki Nami Sasaki
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部屋の表情を大きく左右するインテリア、照明。特に和室には、やっぱり味気ない蛍光灯よりも、あたたかみのあるオレンジ色で、和紙や竹を使っていて… とこだわりのある人も多いのではないでしょうか。さらに、和室には障子をという独自の採光方法があることも忘れてはいけません。今回は、和室の豊かな表情を彩る灯10選をお届けします。灯ひとつで、ただの和室が一気に格式高い空間に生まれ変わる様をご覧ください。

すっと流れて

兵庫県を中心に活躍する岩本賀伴建築設計事務所が手がけたこちらの和室。「照明」というくくりで言うと、こちらの例はあまりにもシンプルすぎるかもしれません。なんといっても、なんの装飾もない、飾りっ気のない裸電球がひとつぶら下がっているだけですから。しかし、この圧倒的な存在感、この小さな電球が作り出す世界感は素晴らしいものがあります。吹き抜けになっている頭上から、すっと一筋流れるように降りてくるこの光は、淡く壁を照らしだし、これだけで芸術作品の一部のようになりました。

威風堂々

伝統のしつらえと、モダンライフの融合: 吉田建築計画事務所が手掛けた和室です。
吉田建築計画事務所

伝統のしつらえと、モダンライフの融合

吉田建築計画事務所

まるで和風のシャンデリアのようなこちらの照明。手がけたのは茨城県を中心に活躍する吉田建築計画事務所です。建具も丁寧に再生しつつ、古くなった民家のリノベーションが行われました。玄関の土間を入ってすぐ目に飛び込んでくるこちらの照明は、お客様を迎えるにふさわしい、堂々とした佇まいですね。一つ一つはシンプルな作りの照明も、このように集めると、存在感のある豪華な照明に早変わりします。

光の漏れる方へ

和室では、障子から淡く差し込む日の光も照明と同じような役割をしていると考えていいでしょう。そのため人々は昔から、荒間障子や吹寄障子、変り組障子、腰付け障子等趣向を凝らした障子をデザインしてきました。またデザインは組子だけにとどまらず、障子に貼る和紙も、嗜好や気候に合わせて組み合わされてきました。こちらは、そんな障子の美しい和室。縦に流れるようなデザインは川の流れを彷彿とさせ、外から漏れる光が室内を明るく彩ります。このようにお部屋のアクセントになる障子も、ぜひこだわりの和室に取り入れたいですね。

彩りを添えて

こちらは大島功市建築研究所 一級建築士事務所によって設計された戸建住宅の一室。R天井の曲面を際立たせるかのように、ぼんやりと光が壁を照らし出します。モノクロのシンプルな色使いでも、そこに照明が少し加わるだけで、壁に豊かな表情をもたらすことができますね。

別次元への誘い

京都を中心に活躍するリノベーション会社、株式会社ローバー都市建築事務所が設計した、嵯峨二尊院の家。琉球畳を使用したこちらの和室は、ぼうっと照らし出される天井がなんとも印象的です。天井に埋め込まれたライトが濃いグラデーションを作り、その様はまるで宇宙空間を彷彿とさせます

淡い光が包み込む

茶室は、普通の和室より敷居が高くて臆してしまいがちですが、優しい自然光も取り込むことで、柔らかい表情を作ることができます。こちらの茶室は都内に建つ一般住宅の地下に設けられましたが、地下室でありながら、中庭から光を取り込むことができるような設計になっています。照明器具は一切取り付けず、逆に言えば、唯一の光源がこの障子から入る淡い光。ぼんやりと優しい光が、安らぎの空間を演出しています。

土間で奏でるハーモニー

表情の異なる照明の数々が一堂に会するこちらの土間。京町屋のテイストを取り入れてデザインされた住宅「舞双庵」の、和室から洗面所に至るアプローチです。壁にはドロップ型の大きな照明があたたかく、天井には明り採りのような小さな照明が取り付けられています。奥の一輪挿しはスポットライトに照らされ、まるで一枚の絵画のよう。洗面台に吊られたアンティークのガラス細工の照明も、青紫色の光を投げかけて、空間に彩りを添えています。全く違う4つの照明が、互いの個性を邪魔することなく、うまく調和してお洒落な空間を演出しています。

庭を彩る

優雅で贅沢な中庭: TERAJIMA ARCHITECTSが手掛けたベランダです。
TERAJIMA ARCHITECTS

優雅で贅沢な中庭

TERAJIMA ARCHITECTS

お庭に置かれた灯籠が美しいこちらの住宅。手がけたのはTERAJIMA ARCHITECTS。京都出身の施主の希望で、坪庭をイメージした中庭を中心に、コの字型に建てられた住宅です。家のどこにいても見えるこの灯が、四季折々でお庭を異なる表情に染め上げます。

美しさ変わることなく

こちらは新しい命が吹き込まれた築100年の京町屋での風景。障子から漏れる光と、透し模様の入った灯籠からの光が、日本の伝統的な美意識の象徴のようにあたりを照らし出しています。現代に受け継がれているこの普遍の美しさは、いつまでも色褪せることはありません。

招く灯

こちらは和灯屋(株式会社シェアスタイル)がフルリノベーションを手がけた、戸建住宅の玄関脇。入ってすぐ、お客さまをお出迎えするかのように、まるで提灯のような可愛らしい照明が取り付けられました。灯は靴箱の上の飾りを照らすだけでなく、赤い壁をも映し出します。光によって一層の濃淡がつけられた模様が美しいですね。古民家の温かい雰囲気がいっぱいの照明です。

いかがでしたか?どの和室も、灯によって個性豊かな表情に染められていましたね。コメント、お待ちしております!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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