「平屋でのびのびと暮らしたい」というクライアントの要望を受けて株式会社横山浩介建築設計事務所が実現したのが今回ご紹介するこちらの住まい。中庭を囲むように建てられた平屋は延床面積33坪ほどと決して大きいとは言えませんが、内部には吹き抜けのある開放的で明るい空間が広がっています。さらに総工費も約1600万円とローコストを実現!一体どんな住まいなのか詳しく見て行くことにしましょう。
白とダークカラーでまとめられたモダンで落ち着きのある外観です。アプローチ部分はグレーのタイルが貼られて訪れる人を自然と室内へいざないます。また片流れの屋根と大きな開口が印象的で、陽が落ちると暖かな光が内部からあふれ出します。
隣家の影になりやすい南側にキッチン、浴室、トイレ等の水廻りをまとめてクライアントの要望の一つでもあったスムーズな家事動線を実現し、陽が入りやすい北側には各個室が設けられています。リビングは上部が吹き抜けとなっており、高窓から自然光を取り込む明るく開放的な空間となっています。
こちらはウッドデッキのある中庭の様子です。プライバシーの確保された中庭では、外部からの視線を気にせずにゆったりと開放的な屋外空間を楽しむことが可能です。また窓を開放してリビングと中庭を一体的に使用することもできます。
リビングの北側には和室の続き間が配され、空間にさらなる広がりを生み出しています。シンプルでモダンな雰囲気の和室は来客時やちょっとくつろぎたいときに便利な空間です。またこの和室からは吹き抜けに面したロフトに上がることができます。
こちらは浴室の様子。白いタイルの張られた清潔感ある明るい空間です。広々としたバスタブに身を沈めてその傍らに配された窓から外を眺めながら入浴すれば、心も体もリフレッシュできますね。
LDKの夕景です。効果的に配された間接照明やペンダントライトが全体を暖かく包み込み雰囲気ある空間に。ライトアップされた坪庭の植栽も素敵です。
内装はホワイトと木を多用したシンプルナチュラルでほっと落ち着ける空間となっています。家具やキッチンも木製のものでまとめられ、総工費1000万円台のローコストながら高級感の感じられる住まいです。
【ローコスト住宅については、こちらの記事でも紹介しています】
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