ほっこり和室の空間づくり

Nami Sasaki Nami Sasaki
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みなさんのお宅の中で、一番ホッとできる場所はどこですか?それはテレビが観れるリビングルームだったり、一日の疲れを洗い流すお風呂場だったり。人によって様々でしょうが、「和室」も候補のひとつにあがることかと思います。い草の芳しい香りに包まれて、お茶をすすれば「あぁ日本っていいなぁ」と、しみじみ思ってしまいますよね。和室は私たち日本人の心の拠り所と言っても過言ではありません。今回は、そんな和室をさらに心地よい空間に高めるための提案をお届けします。みなさんも、ほっこり和室でくつろぎましょう。

色の高め合うリビング

まず初めにご紹介するのは、灯和屋(株式会社シェアスタイル)によって古民家風にリノベーションされた、こちらの住宅。囲炉裏を囲む赤い壁が、目に鮮やかですね。日本には、古来から伝わる独自の伝統色があります。ひとことで赤と言っても、紅色、茜色、弁柄色、緋など、その種類は様々。絶妙に異なる色の違いが、全く違う雰囲気を醸し出します。ここでは、解体された本物の古民家から持ってきた柱や梁の、黒光りする渋い色味が、壁の赤色と見事に融合して、凛とした佇まいを見せています。

光の動く階段

あっと驚くこちらの水槽。まるで金魚が宙に浮いているかのようです。こちらは先ほどご紹介した、灯和屋がリノベーションを手がけた住宅の階段部分です。奥から入る光が水槽を通って増長され、水の流れによってちらちらと光が動く様も、味わいがあります。暗室になりがちな階段が、こうして明るさ遊び心ともにいっぱいの、素敵な空間になりました。

五感の満たされるリビング

リビング - 中庭: 有限会社 TEAMWORKSが手掛けたリビングです。
有限会社 TEAMWORKS

リビング - 中庭

有限会社 TEAMWORKS

こちらは京都を中心に活躍する有限会社 TEAM WORKS設計の住宅、舞双庵。京町屋の要素を取り入れた内装は、伝統的でありながらも、スタイリッシュ。現代の感覚にも沿った、お洒落な空間を実現しました。こちらの囲炉裏があるリビングは、味のある板の間が足に気持ち良く馴染んできます。室内から眺める坪庭もまた趣がありますね。肌で感じて、目で楽しんで。五感をフルに満たしてくれる、素敵なリビングです。

風の通り抜けるリビング

ホリナンの家: 平野建築設計室が手掛けたリビングです。
平野建築設計室

ホリナンの家

平野建築設計室

高い天井がなんとも気持ちのよい、こちらのリビング。平野建築設計室によって、蔵の移築再生が行われました。使えるものは最大限利用するということで、建具から梁、柱に至るまで、はては基礎石まで再利用されました。昔ながらの素材を使用しているからこそ感じられる、この伝統的な息遣い。蔵の上部に開いた明り採りから差す光が、真っ白の壁を照らし出します。風に吹かれるのれんが、また涼やかで良いですね。

心地よさのあるベッド

桐のベッド: 桐里工房が手掛けた寝室です。
桐里工房

桐のベッド

桐里工房

続いては、お部屋を一気にお洒落な和室へとグレードアップさせる、インテリアのご紹介です。こちらは桐里工房が手がける「桐のベッド」。絶妙なカーブで切り出されたベッドボードや味のある木目が美しく、目を奪われてしまいますが、このベッドの凄さは見た目だけにとどまりません。なんと、桐の床板の中にサーモウールを閉じ込めているのです。これによって、冬は暖かく、夏は涼しい夢のようなベッドが実現。お部屋の雰囲気を大きく左右するインテリア、ベッド。このベッドを一台置くだけで、格調高い和室と快適な睡眠、この両方を手にいれることが出来ます。

猫間障子のあるリビング

大泉の舎‐猫間障子のあるリビングルーム: 有限会社中村建築事務所が手掛けたリビングです。
有限会社中村建築事務所

大泉の舎‐猫間障子のあるリビングルーム

有限会社中村建築事務所

障子から穏やかな光がこぼれるこちらのリビングルーム。山梨県を中心に活動する有限会社中村建築事務所によって手がけられました。この障子は猫間障子といって、障子部分が上げ下げできる仕組みになっています。もともとは、障子が閉まった状態でも、猫が出入りできるようにと考えられたもので、下の部分にガラス戸はありませんでした。もちろん現代ではそういうわけにもいかないのですが、それでも伝統ある建具を取り入れると、お部屋の格が上がる気がしますね。採光を調節できるこちらの猫間障子。現代の住宅にこそ、取り入れたいもののひとつです。

緩急のついた茶室

Mujinzou / 夢尋蔵: 株式会社POINTが手掛けた家です。
株式会社POINT

Mujinzou / 夢尋蔵

株式会社POINT

夢尋蔵と名付けられたこちらの茶室。株式会社POINTによって手がけられました。建具や壁は様々な形で開放することができ、空間の作り方は無限大です。この茶室で特徴的なのが、ほぼ光が差さない狭い廊下から、全面開口も可能な広間まで、メリハリのついた空間を演出している点。茶道の流れを建築の要素に取り込みました。茶室のみならず普通の住宅でも、緩急をつけることによって、空間のもつ新たな可能性が広がるかもしれませんね。

余白の残る和室

House for Installation: Jun Murata   |   JAMが手掛けたリビングです。
Jun Murata   |   JAM

House for Installation

Jun Murata | JAM

余白の美。この美しさを楽しめるのは日本人特有の感性とまで言われています。こちらの真っ白なが印象的なこの空間は、大阪を拠点に活動するJUN MURATA | JAMによるもの。花瓶に活けられた花が、まっすぐに伸びる様は圧巻です。四角く空間を切り取りとるかのようにデザインされたこの床の間は、まさにモダンな床の間の新しい形。残された余白が、この和室に美しい余韻を残しています。

掘りごたつのある和室

御簾で穏やかに仕切られたこちらの和室。手がけたのは大阪を中心に活躍するATELIER SETTEN。黒を基調としたモダンなデザインのこの住宅の中で、木材をふんだんに使用した、ホッと出来る空間づくりがなされました。タイルと板の間のコントラストが美しいですね。御簾をあげれば隣接するライブラリーとひとつながりにでき、掘りごたつを囲んでの会話も弾みそうです。

人と自然の寄り添う土間

手斧削りの美し い梁組み: 吉田建築計画事務所が手掛けた和室です。
吉田建築計画事務所

手斧削りの美し い梁組み

吉田建築計画事務所

手斧削り(ちょうなけずり)の梁が美しいシルエットを落とす、こちらの土間。吉田建築計画事務所によって、90年前に建てられた古民家に、新たな命が吹き込まれました。造園業を営む施主の依頼通り、自然の木の形をそのまま活かしたデザインがなされました。木の素材の良さが存分に発揮された建具は一見の価値あり。ぽっかりと丸い明り採りからこぼれる光が、なんとなく満月を連想させます。人と自然とが、寄り添いながら、年月を重ねていく。そんな「育つ」住宅の形が、ここにはあります。

いかがでしたか?こんな素敵な和室でまったり過ごしたいものですね!コメント、お待ちしております!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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