crescend: 株式会社CAPDが手掛けたリビングです。

環境にも健康にもやさしい自然素材住宅のメリット・デメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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一日の大半の時間を過ごす家には、住み心地や耐震性など、快適性や安全性を当然求められると思いますが、近年は家族の健康面を考えて、自然素材を取り入れる住宅が増えています。というのも、高断熱・高気密の高性能な住宅になると、化学物質を含む工業製品によって室内に汚染された空気が溜まりやすくなり、健康面での心配が高まることになるからです。そこで今回は、自然の素材がもたらすメリット・デメリットを合わせて紹介していきます。

メリット1:環境にも健康にもやさしい自然素材

自然素材を用いることにより、シックハウス症候群や化学物質過敏症などの健康面の心配がなくなり、子どもがいる家庭にとっては安心の住まいとしてくれます。そして、有害物質を含まないので環境にもやさしい素材です。また、こちらの株式会社CAPDが手掛けた住宅のように自然の素材をふんだんに使い、その素材たちが時とともに色味や風合いなどを移り変える素材そのものが持つ味を楽しめる住まいとすることもできます。

メリット2:調湿効果

足利のリノベーション リビング ​ダイニング: 鈴木隆之建築設計事務所が手掛けたリビングです。
鈴木隆之建築設計事務所

足利のリノベーション リビング ​ダイニング

鈴木隆之建築設計事務所

夏場は湿気が多く、冬場は空気が乾燥する一年を通して湿度変化の大きい日本の気候下では、自然の素材が持つ調湿効果は大きなメリットとなります。無垢材や珪藻土などがその代表で、機械を使わず自然に室内を快適な湿度に維持してくれます。伝統的な日本家屋でも、天然木や土壁が湿度を調節するのと同様に、自然素材の家でもそうした効果を発揮してくれます。

メリット3:癒し効果

自然の素材が持つ癒し効果を求めて住まいに取り入れる方も多いのではないでしょうか。特に、無垢材が持つ木の香りは、日々の精神的な疲れをまさに癒してくれるものです。また、手作業で行っていく珪藻土なども塗りムラをデメリットとする見方もありますが、逆にそのムラがつくり出す陰影が室内を独特な雰囲気にしてくれたり、人の手が作りだす温かみを感じることができる、工業製品ではつくり出せない効果を発揮してくれます。

メリット4:断熱性・保温性も高い

ダイニングよりリビングを見る: 株式会社seki.designが手掛けたリビングです。
株式会社seki.design

ダイニングよりリビングを見る

株式会社seki.design

無垢材などの木材は、断熱性や保温性にも優れています。もちろん家全体として、この性質を活かす気密性や断熱性を考える必要がありますが、そのために木材は大きな役割を果たしてくれます。こちらの株式会社SEKI.DESIGNが手掛けた住宅では、様々な自然の素材を使いながら、版築壁という土壁の一種を薪ストーブの後ろに立てて耐火壁とし、さらに蓄熱装置としても兼ねています。このように、適材適所に様々な種類の天然の素材を是非用いてみて下さい!

写真:A.Fukuzawa

デメリット1:価格が高い自然素材

すでに完成していて現場で設置するだけのような工業製品と違い、無垢材や塗り壁などは施工を1つ1つ手作業で行うため、手間と時間がかかる分どうしても価格が高くなってしまいます。しかし、一日の大半をその住宅で過ごし、マイホームとなるとその後数十年間住み続けることになる住まいですので、家族の健康面を考慮すると、それだけコストをかける価値のある素材かもしれません。

デメリット2:ひびや反りの心配

Erfurt & Sohn KGが手掛けた寝室
Erfurt & Sohn KG

Trendvlies Crash

Erfurt & Sohn KG

自然の素材なので、どうしても誤差が生じてきます。無垢材であれば、乾燥による反りやねじれ、割れや変色することもあります。珪藻土や漆喰などの塗り壁の場合は、乾燥から生じるクラック(ひび)、また塗りムラや素材のばらつきが出る可能性もあります。しかし、メリットの方でも述べたように、それらの欠点も含めて時間を経るごとに天然の素材のいい味となるので、こうしたデメリットを楽しむ余裕があるといいかもしれません。

住まいの快適性や安全性だけでなく、是非一度健康面も考えてみて下さい。コメントをお待ちしています!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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