快適なトイレのアイディア

林 直樹 林 直樹
Bajo comercial convertido en loft (Terrassa), Egue y Seta Egue y Seta ラスティックスタイルの お風呂・バスルーム
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最近、トイレの居心地にこだわる人が増えていると言われています。確かに毎日誰もが使う空間ですから、快適に使えることに越したことはありません。もちろんトイレ自体の機能も向上していますが、空間のデザインをよりよくすることで、もっと快適で居心地のよいトイレになるはずです。もちろん清潔であることは言うまでもなく、生活パターンや家族構成によってデザインや機能を検討することで、新しいサニタリースペースになります。この記事では、より快適なトイレの空間的なアイディアをご紹介します。

ドアと便器の位置関係

一般的なトイレは、小さな部屋にトイレがあり、便器に対して扉が正面かすぐ横にあるものが多いでしょう。確かにコンパクトにまとめられたトイレは、生活に保たれていれば何も問題ありません。しかし快適なトイレといえるでしょうか。もし新しく住宅を建てるとして、快適で居心地のいいトイレを考えるなら、まずトイレの便器と扉の距離をとるようにしてみましょう。用をたす時、便器に座って見える空間が異なり、とてもゆとりを感じることでしょう。もちろんその空間には様々なデコレーションを施すことも可能です。まず考えるべきはトイレはコンパクトでなくてはならない、という既成概念を取り外すことから始めませんか?様々なトイレの空間はこちらも参考になります。

鏡を使った演出

鏡は、様々な空間に応用が可能なアイテムですが、例えばトイレのような比較的小さい空間ではその空間を大きく見せることに貢献してくれます。大きな鏡はよりその効果が高いと考えられますが、単に大きな鏡があればいいというわけではありません。目線に設置することが最も重要ですが、例えば写真のように洗面台とセットのバスルームであれば、洗面台使用時に顔のチェックなどを考えると、明るさなどにも気を使いたいところ。もちろん鏡自体のデザインにこだわることで、空間の印象がぐっと良くなります。

カラフルな壁紙を使う

カラフルな壁紙は、単色で無機質な壁紙に比べて、明るい印象をもたらしてくれます。もちろん好みの壁紙を採用していいのですが、その時に気をつけたいことは洗面台や便器自身はあえて、白く単色にすることで、コントラストが出ますので、より壁紙に意識が行き、白い洗面台や便器はより清潔感を感じることでしょう。もちろん、何かインテリアデコレーションをするなら、壁紙との相性を十分検討したほうが良いでしょう。あまり広くないトイレなら、壁紙を変えるだけでぐっと印象が良くなります。

トイレらしくない素材を取り込む

トイレとはどういうものかを考えた時に、やはり清潔な便器や白くつやっとしたタイルということを思い描くのではないでしょうか。確かにこれまでの多くのトイレや公共のトイレはそういうデザインが多く見られます。しかし個人の住宅のトイレ、ぜひ自由にデザインしてみたくありませんか。その時にオススメなのは、トイレらしくない素材を取り込むこと。たとえば写真のように積層した石を感じさせるタイル張りの壁、床も艶のある釉薬ではなく、ラフ感のあるものを採用することで、これまでのトイレの印象からかけ離れたトイレを作ることが可能になります。

全体の雰囲気をコーディネートする

全体の雰囲気をコントロールするなら、ひとつポイントとなる色を決めて取り込みましょう。たとえば、城を基準色として、金色を挿し色に取り込んだ写真のようなトイレは、単に白色で構成されたトイレに1色足しただけですが、印象ががらりと変わります。金属部分を全て金色にしているだけですが、ぐっと高級感と落ち着きを感じるトイレ空間に仕上がっています。壁紙もその印象に合わせた少しクラシックな印象のものを採用していますが、あまりいやらしくならず、全体的な雰囲気をよりよくすることに貢献しています。写真は菅原浩太建築設計事務所のCASA CIELO Y MAR。

シンプルが一番!

ここまで様々なトイレ空間を見てきましたが、それでもシンプルが一番!と考える人も多くいると思います。確かに日本のトイレ自体は高機能で省エネ、それだけでもいいと思うかもしれません。もしシンプルに構成したいなら、単に色を白色に統一するだけではなく、ナチュラルな素材、たとえば写真のように暗めの木材などを取り込んでみてはいかがでしょう。シンプルナチュラルなスタイルですが、単にシンプルだけでなく、モダンな印象を演出することができます。他のトイレのアイディアはこちらを参考にしてみてください。

いかがでしたでしょうか。皆さんの感想お聞かせください。コメントお待ちしております。

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