吹抜を囲むスキップフロア住宅: 株式会社プラスディー設計室が手掛けたリビングです。

吹き抜けを取り入れる前に知っておきたい6つのポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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今回は吹き抜けを自宅に取り入れる前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介します。吹き抜けを設けると2階の床を削って大きな広い空間を設ける分、家の床面積は減り、天井が高くなるのでメンテナンスの難しさや冷暖房が効きにくいといった短所もあります。今回はそのデメリットも踏まえて吹き抜けを自宅に取り入れるべきかどうか、実例とともに見ていきます。

メリット:吹き抜けを通して家族の距離が縮まる

吹き抜けを通じて下の階と上の階がつなげ各部屋を配置できるので、家族の距離感を近くに感じられます。こちらのソルト建築設計事務所が手掛けた住宅では、お施主さんの「家族の気配がわかるワンルームのような空間が欲しい」という要望から、6つの帯となる間仕切り壁を使って、大きな吹き抜け空間をつくり出すだけでなく、奥行き方向にも様々なつながり方を生み出すデザインとなっています。

メリット:圧倒的な開放感

水平方向に広々とした室内でも開放的な住まいにすることはできますが、吹き抜けを使って垂直方向に空間を広げることにより、実際にその場に立つと見た目以上に開放感を感じることができます。天井を通常の高さよりも数十センチ高くすることでも、普通の室内よりも全く違う開放感を味わえます。敷地が狭い場合などでも、圧迫感のない広々とした室内をつくり出すには、吹き抜けやスキップフロアなどを組み合わせると効果的です。

メリット:吹き抜けから明るい室内

天井が高い吹き抜け空間は、大きな開口を設けられるので、より多くの太陽光を室内に取り込めますし、高い所から光が降り注ぐことから、より室内の奥の部分にも日光が照らされることも、吹き抜け空間をより明るくしてくれる一因となります。こちらのディンプル建築設計事務所が手掛けた住宅は、北向きでさらに3方向が隣の建物に囲まれていることから、住宅の真ん中に1.8m幅で吹き抜きとトップライトを設けることで、日中を通して太陽が降り注ぐ明るいモダンな住まいを実現しています。

写真:momoko japan

メリット:効率的な自然換気

暖かい空気は上へ上へと流れていくので、吹き抜けの高い場所に窓を取り付けながら、下の階の低い場所の窓と組み合わせることで、自然と空気の流れがつくり出されるパッシブ換気を行うことができます。また、心地いい風が通り抜けていくことで、夏でも冷房を使わないエコな生活を送れる日も増やすことができるでしょう。

写真:ブリッツスタジオ 石井紀久

デメリット:メンテナンスの難しさ

吹き抜けには高い場所に窓を取り付けることがほとんどですが、その窓ガラスの掃除など、吹き抜け空間の高い場所にあるものをメンテナンスしづらいというのは欠点と言えます。しかし、こちらの高橋直子建築設計事務所による住宅のように、キャットウォークを設けることで、高い場所の窓ガラスの掃除も問題なくできます。また、その床にエキスパンドメタルなどを使って、光や視線を完全に遮らないことで、キャットウォークが全く吹き抜けの開放感を邪魔しないようにデザインされています。

デメリット:冷暖房の効率の低下

吹き抜けによって空間が大きくなることから、冷暖房が効きにくいといったことを心配されると思います。特に冬の場合は、暖かい空気が吹き抜けの上部に溜まり、冷たい空気が下の生活空間に溜まってしまいます。しかし、これも断熱性能や気密性能を高めることで、ほとんど解消されます。また、天井に暖かい空気が留まってしまわないように、ファンを取り付けて空気の流れをつくり出すことも効果的です。

写真:近建築設計室

生活の中心を吹き抜けにして、明るく気持ちのいい住まいにしてみてはいかがでしょうか?コメントをお待ちしています!
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