和の魅力がつまった癒しの空間!和室がもたらす6つのメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
陽だまりの家, 有限会社 宮本建築アトリエ 有限会社 宮本建築アトリエ オリジナルデザインの リビング
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和室を見かけるのは今では珍しいかもしれません。生活スタイルの変化やメンテナンスの必要がほとんどないことから、フローリングの床であるいわゆる洋室が今ではすっかり主流となっています。それにより、畳のある和の空間は一時期「時代遅れの部屋」として、取り入れる住宅が減少していました。しかし、近年では和の魅力がつまった空間が見直され、再び住まいに取り入れようという流れが加速しています。そこで今回は、日本の気候風土にぴったりの和室がもたらすメリットを紹介していきます。

1、色々な用途に使える和室

和室と洋室ではその使い方に違いがあるでしょう。洋室であればテーブルを置いてダイニングスペースにしたり、ベッドを置いてベッドルームにしたりと、1つの部屋を1つの用途として使うことがほとんどです。しかし、和室の場合は座卓や布団などを使うので、その都度の目的に合わせて1つの部屋を色々な用途として使うことができます。客間として自宅に友達などを泊めてあげることもできますし、アイロンがけや洗濯物を片付ける時など、特別な時にも日常的なことにも様々なかたちで使えるとても便利な部屋です。

写真:モリモトアトリエ

2、調湿機能

木材がふんだんに使われる和室ですが、その木材には空気中の湿気を吸収したり排出したりする機能があり、自然に部屋の湿度の調湿を行ってくれます。他にも、和室に使われる畳や土壁なども同様の調湿機能を持っているので、夏は湿気が多く、冬は空気が乾燥しがちな日本の気候に適した造りとなっている部屋です。

3、防音効果

和室の床材となる畳ですが、その中には空気が多く含まれているので、他の床材と比べると比較的弾力性があり、音を吸収してくれる防音効果も発揮してくれます。マンション住まいで子どもが小さいうちは、子どもがバタバタと遊びまわって、下の階に音が響くことを心配する方も多いと思いますが、子どもの遊び場所に畳のある和室を取り入れてみるのも1つの方法です。

4、子どもにとって最適の場所

先程の防音効果と同様に、畳には弾力性があることから、元気いっぱいの子どもが遊びまわる場所としては最適です。転んでも怪我をしてしまう危険性を軽減してくれますし、思いっきり遊んだ後に疲れてそのまま昼寝をすることもできるでしょう。その時にふすまや障子だと子どもが破ってしまうなどの心配のある方は、こちらのARCHIXXX眞野サトル建築デザイン室が手掛けた住宅のように、畳コーナーとして床だけを畳にして、壁などは他の部屋と同じ素材を使うことで、全体のインテリアのデザインとしても統一感を出すことができます。

5、収納スペース

和室をリビングなどの隣に配置する時に、段差をつけた小上がりタイプを取り入れる住宅も少なくありません。そのメリットは、何と言っても畳の下に段差分の収納スペースを設けられることです。こちらの芦田成人建築設計事務所が手掛けた住宅でも、小上がりを利用して、畳の下の空間を収納スペースとして有効活用しています。さらにこちらの住宅では、階段下も収納として活用し、コンパクトな住まいを実現しています。

6、和室が持つ癒し効果

和の魅力が凝縮された和室は、どこか我々に懐かしさを感じさせてくれて、そこにいるだけで落ち着けるような癒し効果があります。純和風住宅の和室と縁側、そして和風庭園に囲まれた住まい方ではもちろんですが、モダンなデザインと組み合わせた和モダンの住宅でも十分にノスタルジックな安らぎを与えてくれます。こちらの株式会社POINTが手掛けた茶室は、プラスターボードなどの安く手に入れやすい素材を使いながら、仕上げに少し手間を加えることで、コストを抑えながらも本格的な茶室の風合いを実現しています。素材の使い方だけでなく、形や空間としても懐かしさがありながら、どこか新しさを感じさせてくれる茶室です。

写真:POINT

メリットを上手く活かして、素敵な和の空間を作ってみて下さい!コメントをお待ちしています!

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