エクステリアを上手くデザインするために不可欠な5項目

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家, やまぐち建築設計室 やまぐち建築設計室 モダンな 家
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エクステリアとは、インテリアと反対の意味の言葉ですが、家の中だけでなく、家の周囲の屋外空間もインテリアと同様にデザインしていくために最近よく使われるようになりました。それは、外構とは少し異なり、インテリアのように使いやすさはもちろん、デザイン性や空間性を含めた屋外空間のあり方を示す言葉になります。それでは、どのようにそうした考えのもとで屋外空間を計画していけばよいのでしょうか。そこで今回は、エクステリアを上手くデザインするために欠かせないポイントを、やまぐち建築設計室が手がけた建物を通じて紹介していきたいと思います。

エクステリアで最も重要となるアプローチ

エクステリアを計画していく上で、最も重要と言っていいのがアプローチでしょう。アプローチとは、門と玄関をつなぐ通路スペースのことですが、ここを家族やゲストが実際に行き来することから、外観の印象を大きく左右する空間となります。ここを歩きながら、建物や庭の風景を眺めることになるので、そうした景色を楽しめるようなアプローチにしていくといいでしょう。特にアプローチの経路は非常に重要で、門から玄関まで最短距離で結ぶのではなく、こちらの住まいのように、高低差も利用しながら、少し斜めにしたり、カーブさせるなど、アプローチから見える景色を楽しんでもらえるようなものにしてみて下さい。

こちらの住まいは、やまぐち建築設計室が手がけた「もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家」です。

住まいの印象に大きく影響する門扉や柵・塀

住まいの外観デザインにこだわっていき、おしゃれな家にしていきたいという方も多いと思いますが、通りから見た時に建物のデザインと同様に住まいの印象に大きく影響するのが門扉や柵・塀です。門扉はゲストを迎える一番最初の部分ですし、門扉を開けたときに見える風景も大事になるでしょう。柵や塀といった敷地の周囲を囲む外構については、家の中が外から見えるようなプライバシー性や防犯性にもか変わってくる部分ですので、どのような考え方で家づくりをしていくかも含めて、そのデザインも決めていくといいでしょう。

こちらの住まいは、やまぐち建築設計室が手がけた「暮らしと共に「め・で・る」家」です。

駐車スペースの使いやすさとデザイン性

敷地内に駐車スペースを設ける場合は、その使いやすさやデザイン性にこだわっていきましょう。使いやすさについては特に、車の荷物を出し入れしたり、乗り降りしやすいような使いやすさを心掛けていき、デザイン面でもエクステリア全体の印象に合うようなものにしていきましょう。こちらの住まいのように、カーポートを使いながら、雨が降っていても濡れることなく家と車を行き来できるようにしながら、そのカーポートも建物と連続するようなデザインをしてみてはいかがでしょうか。

こちらの住まいは、やまぐち建築設計室が手がけた「ナチュラルモダン空間・万華鏡と光井戸の家」です。

室内とのつながり

エクステリアを上手くデザインしようと思っていると、ついつい屋外空間だけを見がちです。そうしたことから、屋外が室内とどのようにつながっていくかということについても同時にしっかりと考えていきましょう。こちらのようにウッドデッキを設けて、室内空間を屋外へと拡張させていくことは非常に効果的ですし、大きな庇や軒で内と外の中間領域を生み出すこともしてみるといいでしょう。

こちらの住まいは、やまぐち建築設計室が手がけた「暮らしを育むインナーガレージと土間のある和モダンコートハウス」です。

エクステリアの照明計画

エクステリアを計画していく上で、忘れてはならないのが照明計画です。これは、アプローチなどの屋外の通路部分を照らすことで、転倒防止、さらには防犯対策にもつながります。また、通路だけでなく、植栽や塀などを照らすことで、おしゃれな夜景を生み出すこともできるでしょう。こちらのように、下からスポットライトの光をあてながら、間接照明の柔らかい光でエクステリアを演出することで、昼間とは違った住まいの雰囲気をつくり出してみてはいかがでしょうか。

こちらの住まいは、やまぐち建築設計室が手がけた「シンプルモダンのコートハウス」です。

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