浴室は、他の住空間に比べて過ごす時間は短い場所ではありますが、インテリアにこだわるのであれば、他の部屋とスタイルを合わせて考えていきたいもの。特別に思い描くスタイルがあるのであれば、新築やリノベーションの際にぜひとも反映したいものです。今回は、浴室のデザインにこだわる、をテーマとし、実例を見ながら考えていきます。イメージがあまりつかめていないという方も、写真を見ながら夢を膨らませてみてはいかがでしょうか?
浴室のデザインは、カタログの中からユニットタイプのものを選ぶのでは物足りない、と感じられる方もいらっしゃるでしょう。せっかく思いをこめて家をつくるのであれば、インテリアにも隅々まで好みやこだわりのスタイルを詰め込んでみませんか?こちらの浴室は、サブウェイタイルと呼ばれるシンプルな白いレンガを思わせる壁材が取り入れられており、バスタブとシャワーも外国のデザインホテルを思わせる形が導入されています。スタイリッシュなバスルームで毎日が特別なものになりそうです。
バスルームというと、やはりプライバシーがしっかりと守られてほしい空間です。しかし、それを敢えて見える形にすることによって、逆にデザイン性が引き立つもの。こちらの集合住宅では、敷地に隣接する場所に大きな木があるのを活用し、浴室にガラスのファサードが接するレイアウトを取り入れています。扉もガラスですが、一人暮らし、またはパートナーと暮らすのには特に問題はなさそうですし、開放的で心地よさそうです。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の浴室を紹介しています◀
※ 浴室の写真ページ
コンパクトサイズのお宅でも、浴室は一通り必要なもの。こちらのお宅ではユニットバスを採用しています。小ぢんまりとした空間に、トイレに洗面台、そして浴槽とシャワーを浴びられる空間も作られており、驚くほど機能的です。内装もシルバーと白、ベージュといった明るい色合いで統一されているため、シンプルながらもどこか近未来的な雰囲気が感じられるスタイルでまとまっていますね。京都の建築家・造形工房平尾アトリエの手によるものです。
Photo: VIDZ
【狭小住宅については、こちらの記事でも紹介しています】
ゆったりとくつろげる場である浴室。温泉宿を思わせるようなデザインを取り入れると、毎日少しだけでも特別な時間が堪能できそうです。こちらのお宅では、天然石と木を使った浴室が作られており、中庭と直接接するレイアウトとなっています。視界は壁で仕切られていますが、開放的で心地よさそう。日本人とお風呂というと切っても切れない関係ですが、和のスタイルともしっくり馴染んで、毎日家に帰るのが楽しくなりそうです。
自宅であれ、セカンドハウスであれ、自然に囲まれた景色のよい場所に家を建てられる機会に恵まれることは、本当に贅沢なもの。こちらのお宅は、眼前に海が広がる開放的な場所に建ち、バスルームからその絶景が望めます。浴槽は、ゆったり二人は入れるサイズでジャグジー付き。景色を眺めながらのんびりお湯に浸かるもよし、テレビや映画を見ながら楽しむもよし。いろんな形でリゾート気分が楽しめるバスルームです。