東京の建築家が手掛けたガラスブロックが印象的な和モダンの家

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禅次丸の木のある家, 加藤將己/将建築設計事務所 加藤將己/将建築設計事務所 モダンデザインの リビング
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今回ご紹介するプロジェクトは、東京を拠点に活動している加藤將己/将建築設計事務所によって手掛けられた和モダンの住まいです。建物の至る所にガラスブロックが使われているのが特徴的で、室内は優しい明るさに包まれ、またインテリアの要素としても上品な雰囲気をプラスしてくれています。洗練されたスタイルのインテリアのヒントが欲しい方や、和モダンの住宅に憧れている方は、家作りの際何か参考となるアイデアが見つかるかもしれません。この住まいは一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

ガラスブロックが多用された和モダンの外観

切妻屋根や白い外壁など、上品で洗練された雰囲気の和モダンの外観をしているこの住宅。その外観デザインの中でも特に目を引くのが、多くの壁に使われているガラスブロックです。夕暮れ時はこのようにガラスブロックを通して室内からの灯りが建物を優しく照らし出し、昼間とは違った幻想的な住まいの表情を見せてくれます。庭の中央には、樹齢250年を超すという甘柿「禅寺丸」の木があり、7人家族が暮らすこの家のシンボルとして毎日の生活を優しく見守ってくれています。

甘柿の木を囲む庭

こちらは庭を中心とした眺めです。住まいの建物の配置によって囲まれた屋外空間となっているために、この庭では外部の視線を気にすることなく気楽にくつろいで過ごすことが出来ます。中央には堂々とした佇まいの甘柿の木があり、その木の周りにはデッキスペースも設置されていて、お茶を楽しんだり日向ぼっこをしたりしても気持ちが良さそうです。またこの庭の甘柿の木の眺めは、日々の暮らしの中でご家族の心を癒してくれたり季節の移り変わりを感じさせてくれたりと、気持ちを豊かにしてくれるでしょう。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の庭を紹介しています。◀ 

庭の写真ページ

上品な雰囲気の玄関ホール

こちらは玄関ホールです。正面の壁に設置された地窓とガラスブロックから柔らかな採光が導かれ、この玄関ホールに優しい明るさをもたらしています。またガラスブロックはインテリアの要素としてもスタイリッシュな雰囲気をプラスしてくれています。廊下の収納部分は全面鏡張りにすることよって、視覚的な奥行きが生まれていて、空間の窮屈さが取り払われているのもポイントです。

ガラスブロックを障子の代わりに

こちらは切妻屋根の形状を生かした勾配天井によって、空間にゆったりとした心地よさが生まれている和モダンのリビングルーム。障子を設置する代わりにこの部屋にも多くのガラスブロックを取り入れており、日差しを柔らかい光に移し替えて快適な明るさで空間を包み込むのが特徴となっています。リビングの中央には正方形の掘り炬燵が置かれており、足腰の負担が少なくて長時間座っていても安心。正月やお盆の時期には親戚が多く集まるそうですが、各々居心地のいい場所を見つけてくつろいで過ごしてもらえそうな室内空間となっているようですね。

【和モダンについては、こちらの記事でも紹介しています】

和モダンな住まいにする6つの方法

明るさに包まれるバスルーム

こちらは浴室の様子ですが、ここも壁の一部にガラスブロックが採用されているのが特徴となっています。外部からの視線を遮る目隠しの役割を果たしながら、採光はしっかりと取り入れることができるので、バスルーム空間は快適な明るさに包まれます。またガラスブロックがあることによって、住まいの他の部屋とのインテリアの統一感も生まれ、洗練された雰囲気となります。その他の壁には木が使われていて、全体的に和モダンスタイルとなっているバスルーム。温泉旅館のような落ち着いた気分で毎日のお風呂が楽しめそうです。

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