椅子選びのポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
loftofloft, 松島潤平建築設計事務所 / JP architects 松島潤平建築設計事務所 / JP architects モダンデザインの 書斎 コンクリート
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椅子を選ぶ際に、その種類の多さにどれにすればいいのか困り果ててしまう方もいらっしゃるかもしれません。形や色、寸法や機能など絞り込むための基準は数多くあります。そこで今回は、椅子選びをしていく際のポイントについて見ていきたいと思います。家の中でも比較的長い時間をそこに座って過ごす家具ですので、デザイン性はもちろんのこと、座り心地や使いやすさを大切にしながら、置く場所や使い方に合ったものを探し出していきましょう!

椅子の使い方

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椅子を選んでいく上で、まず確認しておきたいのがその使い方です。どのような場面、あるいは場所で使うかによってそれに合った種類がある程度見えてきます。例えば、オフィスにおける仕事時に使う椅子であれば、疲れを軽減させてくれるようなタイプになりますし、自宅用でもダイニングチェアとリビングに置くチェアでは座面の高さなどが変わってきます。

写真:SHUN KUBOTA

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の書斎を紹介しています◀

※ 書斎の写真ページ

テーブルに合った椅子の高さ

椅子を選ぶ際には、椅子だけで考えるのではなく、それに合わせて使うテーブルのことも考慮しながら選んでいきましょう。そこで重要となるのが、テーブルの天板の高さと椅子の座面の高さの差の寸法です。この差によって、座った時の姿勢も変わるため、ダイニングであれば食事のしやすさ、書斎であれば作業のしやすさに大きく影響します。身長や好みもありますが、その差は27~30cmが一般的に目安となっています。実際に試しながら、使い方や自分に一番合った高さのものを選んでいくといいでしょう。また、肘あてが付いている場合は、その部分がつっかえてテーブルの下に収まらないことがないようにも注意しておきましょう。

写真:JParchitects

好みや使い方に合った素材

直接肌に触れることから、椅子に使われている素材も重要な判断基準となります。最も一般的である素材としては布張りがあります。肌触りが柔らかく、その肌触りの感覚やカラーも豊富なのが特徴です。その他にもインテリアに高級感・重厚感を与えてくれるレザーや、木製チェアをそのまま取り入れてもいいでしょう。また、オフィス用であれば、メッシュのものが通気性が良く、長時間座っていてもムレにくいので選択肢の1つとなるでしょう。

【布張りなどファブリックについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ ファブリックとは?その特徴と取り入れ方まとめ

背もたれの高さ

背もたれの高さも座り心地に大きく影響することから、椅子を選ぶ際はその部分にも注目して探していくといいでしょう。基本的には、自分が座った時に一番楽に感じることができる背もたれの高さを選んでいくことになりますが、1つ念頭に置いておきたいのが、室内に置いてみた時の背もたれが与える圧迫感です。置く場所によっては、背もたれが高いチェアであると、それがちょっとした壁のように視線を遮るため、注意が必要となるでしょう。

付加機能

肘あて付きやキャスターで移動可能なチェアなど、どのような付加機能がより使いやすさや座り心地を良くしてくれるかも考えてみましょう。家族みんなが使う椅子であれば、背もたれの角度を変えることができるリクライニング機能が付いていると、一人一人に合った背もたれの角度でそれぞれが快適に使うことができる椅子になりますし、座面の高さが調節できるものでも同様なことが言えます。

まとめ

フローリングの住まいが増えるにしたがって、私たちの暮らしも椅子に座って過ごす時間が長くなってきました。畳の上でも座椅子を使っている方も少なくないと思います。それくらい、家の中では椅子とともに住んでいると言っていいほど、長い時間をそれに触れて生活をしています。それだけに、どのようなチェアを選ぶかということは、日々の暮らしに大きく影響する部分であると言っていいと思います。それぞれの椅子に納得いくまで悩みながら、こだわりのものを見つけてみて下さい。

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